朝ごはんの卵焼きを海苔でつつむ“豊かな時間”
水曜日の朝ごはん、お弁当の日でもないけれどはりきって卵焼きをつくった。
いつもの朝ごはんは、おにぎりかパン、コーンフレークかパンケーキ、そんなところだ。
コリスが最近よく口にする言葉がある。
「小学校はたいへんなんだよ、知ってる?」
何がたいへんなのかと尋ねると、朝ごはんをしっかり食べても2時間目にはお腹が空く、下手したら学校に到着した頃にはもうお腹が空いているというのだ。
小学校はお腹空いてたいへんなのだ。
前日の夜ごはんの時にも、学校でお腹が空く話しになったので、何かできることはないかと考えた末、朝ごはんにタンパク質を準備しようと考えた。
コリスも大好き、私も得意な卵焼き。
いつもより15分早くキッチンに立ち、卵焼きをやく。
よくできた!
きれいに焼けると嬉しいもんだ。
はじの一切れは味見することに決めている。
うん、美味しい。ふわふわのほんのり甘くて醤油のコクもあるわが家の卵焼き。
コリスを起こす。
いつも通りなかなか起きない。
「今日はおにぎりと卵焼きがあるよー」
「やったぁ・・・」
目をこすりながら起きようとがんばっている。
リビングで珈琲を飲んでいるとコリスが起きてきた。
向かい合って朝ごはんを食べるじかん。
コリスが海苔に卵焼きを巻いて食べはじめた。
「ママこれおいしいよ。ママにもあげるよ」
コリスは一口パクッと食べた海苔卵焼きを手渡してくれた。
パクッと口にいれると、あじ海苔の塩気と卵焼きの甘味があわさる。
口の中で、ふわふわの卵焼きがほどけていき、海苔がとろける。
なんともいえない味わいだった。
「これ、おいしいね」
水曜の朝、ほんの15分ほどの朝ごはんの時間。
コリスとおいしいを一緒に体験するいい時間だった。
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