Enterキーが壊れた|キーボードの割り当てで新たな道を開く
ビジネスの現場ではよく、細かいことにも気を配って一流のものを身に付けることで、自分自身も一流になることができると言われることがあります。
過去にも書きましたが、一流のものを身に付ける効用について、ある程度は納得できていますが、やはり僕はひとつのものをボロボロになるまで使い続けてしまう傾向にあるようで、未だに一流のものはほとんど身に付けていません。
先日、職場で貸与されているPCのEnterキーが壊れてしまいました。もともと表面は破損していたのですが、破損したままでも打鍵を感知してくれていたので使用することができて、そのまま2年くらい使い続けていました。
しかし、遂に感知すらしなくなってしまいました。文章を書いて改行をするのにもEnterキーがない状態では、さすがに非生産的です。
当然の様に、いよいよ買い替え時かなと思ったのですが、いくらキーボードのなかで主役の様な存在であるとはいえ、Enterキー以外は問題なく使える状態であるPCを買い替えるのはもったいないという気持ちが湧いて、何か方法はないか必死になって考えながら調査をしていました。
そんななか、遂に解決策を見つけました。キーボードの割り当てを変更するsharpkeysというソフトをGitHubからインストールし、Enterキーのすぐ下にあるShiftキーをEnterキーとして割り当てることができるのです。(※記事下に使い方を記載しました)
Shiftキーは一般的に左側のものが頻繁に利用され、右のShiftキーは頻度が少ない傾向にあります。確かに右側のShiftキーが使えなくはなるけれど、そこだけは左側のShiftキーを使うように我慢して、難を凌いでいます。
Enterキーよりも少しだけ小さく、位置も少し下にありますが、何度も使い続けていたら、いつものEnterキーと同じような使い心地で使えるように次第に慣れてきました。何の問題もなく利用できています。
こうして、新しいPCを購入することなく、生産性を取り戻すことができました。
一流のものを身に付ける姿勢で何でもかんでも新しいものを購入するのは、やはり自分にはあまり向いていないようです。
何かができなくなってしまった時に、別の何かに向けてポジティブな思考を働かせることができれば、道が開けることはたくさんあります。
食事ができなくなったことを嘆くのではなくコーヒーに楽しみを見出したり、運動嫌いでも社会復帰のためマラソンに励み始めたり、今までも何かができなくなった時に、まずは別の方法を考えてみることを意識してきました。
これからも何かが起こった時、すぐに新しいものを買うのではなく、今あるものを最大限に活用できるよう、知恵を絞りながら前向きな気持ちを保ち、物を大切に使い続けたいと思っています。