がん保険はいらないのか|解約するとがんになる気がする
先日、日本のセーフティーネットについて紹介する記事を書いたので、今回は公的な保険ではなく民間の保険である「がん保険」について書こうと思います。
がん保険に加入するか否かは個人の自由です。しかし若いうちはがんという大病が身近ではないことから、リスクに備える感覚が乏しく、がん保険には加入しない人も多いでしょう。
一方で、がんの闘病に無知であることから、保険の事を知っていく過程で病気の知識に触れていき、それによりネガティブな想像で不安が増大してしまい、よくわからず保険に加入してしまう、というケースもあり得ます。
結局どちらが正しい選択なのでしょうか。
もちろん正解はありませんが、本記事で示すことができる答えは下記の2つです。
①金銭面で考えれば、ほとんどのケースでがん保険は不要
②保険の本質を通して不安と向き合うのなら、がん保険は必要
一般的に導き出されている見解は①ですが、僕の個人の見解では②となります。
下記に詳しく紹介しますので、保険についてお考えになる方は、ひとつの判断材料にしていただけると嬉しく思います。僕は20代の時にがんを経験しているので、その体験から見える考えも、ひとつの参考になると思います。
日本の公的医療保険は優秀である|がん保険は不要
昨今、老後の資産運用への意識の高まりもあって、合理的に資産を増やす投資のノウハウなどが良く紹介されているように思います。
投資をするためにはそもそも投資するためのお金が必要ですから、そのお金を手に入れるためにはお金を稼ぐか支出を減らす方法を考える必要が出てきます。
現代の日本社会はなかなか賃金が上がらない傾向にあるので、お金を稼ぐよりも支出を減らす方法の方が再現性が高い。そのためには節約が必要になります。
そして節約の基本的な方針としては、支出額が高いもので固定費に関わるものから削減していくことがベターです。最も優先順位の高いのものが家賃、その次は車の維持費や駐車場代など。
プロバイダーの見直しや電力会社の変更、利用しなくなってしまったサブスクの解約など、この様な手順を踏んでいる過程で「保険の見直し」が必ず出てきます。
「保険の見直し」をする時に、本当にその保険は必要なのかを考えることが大切で、不要だと判断したらすぐに解約しましょう、という考え方があります。
ここで本当に解約して良いのか、という判断が必要となります。
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