何事も大袈裟にするとうまくいく|僕のギターを聞いて
今年に入ってから、あれよあれよと毎日noteを投稿するようになり、もうそろそろ一年が経とうとしています。
始める前にはネタ切れ対策として、事前にたくさんのストックを作っており週に2~3回投稿のペースで続ければ1年くらいは継続できると計算していました。1年続ければ何かわかることもあるのではないかと思ったのです。
しかし、結局のところ2024年になったあたりから、毎日投稿していたところ、投稿しない方が逆に気持ち悪くなってしまいました。そうすると本来懸念していたネタ切れ問題が再浮上することとなります。
確かに毎日となると今もネタに困ることはありますが、仕事も生活もそこまで平坦ではなく、何らかの出来事や思うことが発生し、それらを文章にまとめてみると一応は投稿することができて、何とかここまで続いています。
つまり、何か特別な出来事が起こらなくても、文章化は可能だとわかったのです。それは何も文章だけではないと思います。
学生の頃によく聞いていたスピッツの『僕のギター』という曲が『さざなみCD』というアルバムの一曲目に収録されています。
この曲は(僕が勝手に考える)スピッツの音楽に対するスタンスをよく表している曲だと思っており、今でも好きでよく聞く一曲です。
スピッツの曲は、草野マサムネの心に残る歌声とキャッチーなメロディが聞き手の心に残り続けます。心に残るメロディーというのは、なかなか頭から離れなくなり、長い人生において何かある度にそのメロディーが頭の中で鳴り響くことさえあります。
そんなスピッツの曲の歌詞はどうかと言うと、実は非常に日常的で、良い意味であまりスケールが大きくない歌詞が多いです。
「だからもっと遠くまで君を奪って逃げる」とか「猫になりたい」とか、あまりロックな感じがしないものばかりで、そこが何よりの魅力とも言えます。
『僕のギター』には、そのスタンスが歌詞に込められており、曲としては壮大に聞こえても、歌っている内容は生活に根差したものです。
きっとスピッツは、「小さなことが大きな光になってくように」ギターをかき鳴らし続けていたら、あれよあれよと日本を代表するバンドになったのだと思います。(もちろん、売れるために苦労した背景は知っています)
僕の日常も、昔の闘病期をクリアして就職してからは、いつも大したことが起こらない日々を過ごしています。
そんな日々ではありますが、小さなことが大きな光になってくように、何事も大袈裟に描き続けていこうと心掛けています。