俺の短歌が日経歌壇に掲載された(2024年3月9日)
俺の短歌が2024年3月9日(土)の日本経済新聞の日経歌壇(穂村弘選)に掲載されたから紹介したい。今まで日経歌壇では、第三席が最高だったが今回の短歌は第二席だった❗ペンネームは石井啄也だ。これだ❗
選者の評も掲載されていた。
ある日、職場の休憩時間に芸能人の白石麻衣の話題になった。その時、話を聞いていたひとりの女性が「すらいすまい、って何な?」と聞いてきたのである。
俺はこの出来事を、最初次のような短歌にしようかと考えた。
おばさんが言った「すらいすまい」さんは白石麻衣の間違いだった
しかし、これだとオチを言ってしまっていて想像の余地がない。先日、紹介した笹公人の『シン・短歌入門』では短歌でオチを言ってしまわないことの大切さを書いていたことを思いだしたのだ。
そこで、白石麻衣(しらいしまい)と同じく「し」が2つ入っていて誰もが知っている言葉は何か、と考えてみた。そこで思いついたのが「新宿」である。「しんじゅく」の「し」の部分を「す」にすると「すんずゅく」となる。
そこから「すらいすまい」は「しらいしまい」のことだと想像してもらおうと思って作った短歌だ。選者に心から感謝したい。