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色彩と生きてゆく

私たちは、家や身の回りをさまざまな色で飾り、もちろん、毎日着ている服も、さまざまな色彩を身に着けています。
色は人間の健康にも非常に重要な役割を担っていることをご存知でしょうか。

白色
白は私たちの生活のいたるところにあります。あらゆる色が組み合わされ、気高く、純粋で、穏やかな感覚を与えてくれるように見えます。
そのため、白はイライラしやすい人の調整役として、血圧を正常に保つのに役立ちます。
しかし、自閉症や精神的な落ち込みを抱える人には、適した環境とは言えません。
また、牛乳は古くからある天然飲料のひとつで、「白い血液」とも呼ばれています。
牛乳には、たんぱく質、脂質、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、リン、鉄、亜鉛など、体に必要な成分が約100個含まれています。

黒色
白の反対色である黒は、静か、真面目、威厳、繊細といった印象を与え、また、悲しみ、恐怖、不吉、罪といったネガティブな印象を与える傾向があります。しかし、どんな色でも、特に黒を使った明るいピュアカラーは、目を楽しませる良い効果を得ることができます。
豪華なオフィス、ホテルやホールは、しばしば黒い大理石で舗装されて、華やかでエレガントに見えます。
また、黒ゴマ、黒豆、黒キクラゲなど、生活の中でよく取り上げられる黒い食品は、体内の活性酸素を消去し、体の老化を遅らせ、生体の免疫力を高める効果があるため、高い支持を得ているのだそうです。

赤色
赤は、喜び、幸福、幸運、そして光と勝利を象徴する色です。これは、赤という色が体の神経系を刺激し、副腎の分泌を増やし、体内の血行を促進するためです。
このほかにも、赤い野菜は食卓を印象的に彩ります。赤い野菜に含まれるカロテノイドは、体の防御システムの細胞の活動を活発にします。
また、トマトに含まれるリコピンは、抗がん作用にも優れています。そのため、赤い野菜を多く食べると、免疫力がアップします。
ただし、赤という色を浴びすぎると、不安やストレス、疲労を感じることがあるので注意が必要です。

黄色
黄色のフローリング、ドア、窓、本棚など、黄色はインテリアの中でとても人気のある色です。
心地よい色で、活力の象徴とされ、精神を高揚させ、消化器官を刺激し、論理的思考能力を高め、精神を集中させる効果があります。
バナナは多くの人に好まれる果物で、コストパフォーマンスが良く、伝統医学では清熱解毒、利尿、むくみ解消の効果があるとされています。
また、バナナにはカリウムやマグネシウムが豊富に含まれており、カリウムは血圧の上昇や筋肉の痙攣を防ぎ、マグネシウムは抗疲労効果があると言われています。したがって、バナナは高血圧の人にお勧めの果物です。

緑色
緑色は、人に新鮮な心地よさを与えます。ピュアな緑色は落ち着きを、ブラウン系の緑色は温かみを、オリーブ系の緑色は上品で優しい印象を与えます。
緑色は体の消化を助け、バランスを保ち、心を落ち着かせる効果がありストレスや疲労、ネガティブな感情を解消するのに役立ちます。
文字を書いたり、パソコンの前で作業する時間が長い人は、目が痛い、かすむ、涙が出るなどの症状を感じることがあります。
定期的に芝生や木、花などの緑の植物を多く見ることができれば、視神経の疲れを解消するのに役立ちます。

青色
青色は、エレガントで静寂な色です。体の脈拍を下げ、体内バランスを調整します。
寝室に青色を使うと、緊張が取れて、頭痛や発熱、不眠を軽減する効果があります。
無限の魔力を秘めた青色は、リラックスできたり、奇跡のような夢のような時間を過ごせます。
青色は神経を整え、心を落ち着かせ、精神安定させる作用があります。
青色の光は、不眠症の治療、血圧の低下、風邪の予防などに顕著な効果があります。乗り物酔いや船酔いの症状を軽減するために、青い眼鏡をかけて旅行する人もいます。
ただし、精神的な弱さやうつ病を患っている人は、病状を悪化させるので、青色の光を浴びないほうが良いです。

紫色
紫色は鎮静作用、催眠作用、リラックス作用があり、興奮、不安、パニック、緊張を落ち着かせる効果があります。
運動神経、リンパ系、心臓系を抑制する効果があり、体内のカリウムのバランスを保つことができるため、ストレスを感じている人は紫色を選ぶと良いでしょう。
紫色のブドウを定期的に食べることで、心血管疾患を予防し、コレステロールを下げ、また疲労や神経を和らげることができます。さらに、紫色のブドウは非常に高い抗酸化力を持ち、癌予防のために理想的な果物なのです。

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