思い出ばなし。
会社に所属していた時「セラピストたるやお客様に憧れられる存在となれ」と伝えられた
小さなことでは驚かない、どっしりとした態度
ピカピカのお肌に、キラキラと輝く笑顔
豊富な知識
吸い込まれるような話し方
健康的な体型
真似たくなるような生活
柔軟な心と体
わかる
理解はできる
すごいよね、尊敬しちゃうよね
憧れちゃうよね
またあなたに会いたいわ、ってなっちゃうよね
一時期はがんばってみた
だけど、わたしには難しいことを早々に知った
“セラピスト”もいう仮面を被り
本当はめちゃくちゃに体調不良なのに
無理矢理にでも笑顔を振りまいた
その場しのぎの言葉でもお客様の喜ぶ言葉を言ってみたりした
一種のペルソナモード
次第に「これって、今はやれてるけどずっとってめちゃくちゃしんどいやん」を日に日に感じるようになった
偽りのわたしで、緊張しながらお客様に触れるのは、バカ正直なわたしには無理だった
わたしはそんなに素敵な人ではないし、
今よりもずーーーーっと自己肯定感が低かったから
会社の人との面談の際に
「無理なので、今までのわたしに戻ります」
とお伝えしたら、
フリーランスの身だったこともあり命令まではされないものの、「いつかきっと後悔するからな!」くらいのことは言われた
後悔なんかしない
自分で決めたことなんだから
前述のセラピスト像は素晴らしいものだ
なれるものならなりたい
そうか、
本当にしてしまえば偽りじゃなくなるんだな
そう感じてから、未だ未完ではあるが自分の目標とするセラピスト像の目指している
つまり何を言いたいのかというと
わたしはわたしでしかないし、
あなたはあなたでしかないのだから、
がんばるのもがんばらないのも、
無理をするのもしないのも、
決定して実行するのもわたし自身だから、
他者の「こうした方がいいよ!」は話半分でよいということ
そして決定して実行するなら、
その責任を自分で負うことを忘れないということ