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青木正児『酒の肴・抱樽酒話』

熱燗、齏汁せいじゅう生姜しょうがにんにくゆずの皮、なます(刺身)、豆モヤシ、冷麦ひやむぎ饂飩うどん、山椒、鶏肉、筍、鮑魚ほうぎょ(魚の塩漬、アワビではない)、魚炙ぎょしゃ羊棗ようそう(ナツメの一種)、牛心(牛の心臓)、蜜漬鱁鮧ちくい(魚腸のシオカラの蜜漬)、肉膾にくかい(肉のサシミ)、驢肉ろにく、羊肝、白肉膾(味付けしない肉膾)、塩梅あんばい、臭豆腐、臭魚、臭肉、唐辛とうがらし苦瓜にがうり、生ねぎ、生にんにく、生にら饅頭マントー(蒸パン)、ピン(小麦粉製焼餅)、打鮑うちあわび海月くらげ、梅干、乾塩、潮煮うしおに、浜焼、河豚ふく、鯛、、乾肉、肴核こうかく、鮮果、乾安酒かんあんしゅ榛子しんし、松子、乾葡萄、栗子、竜眼、核桃、茘子れいし柑子こうじ石榴ざくろ、香水梨、桜桃、杏子あんず頻婆果ひんばか、玉黄子、虎刺賓こしひん白煠鶏はくちょうけい(鶏のテンプラ)、炒豆いりまめ、スルメ、焼イカ、鮭塩引、カラスミ、焼ウバ(ユバ)、焼昆布、鮑糟漬あわびかすづけ、酒盗、鰹の塩辛、醢(シオカラ)、鰹醢、ナシモノ、石首魚(イシモチ)、魦魚はぜ鰡魚りゅうぎょかい、肉醤、シシビシオ、麹、味噌、蜜祖みそ迷速みす、鮎のウルカ、雲丹うにの塩辛、烏賊いかの塩辛、鮒鮓ふなずし茱萸しゅゆ烏山椒からすざんしょう)、橘皮きっぴ(蜜柑の皮)、松本鮓、まちゃれずし、早鮓、はもの皮、松茸、たけのこ茄子なす、紅曲(麹の一種)、糯米飯もちごめめし、鯉、粳飯うるちめし、鮎のなれ鮓、鮎の「釣瓶鮓つるべずし」、……。

――ごちそうさまでした。

参考:
青木あおき正児まさるさけさかな抱樽酒話ほうそんしゅわ』(岩波文庫)、岩波書店。
1989年6月16日 第1刷発行
2014年7月9日 第8刷発行
解説=小倉芳彦

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