亮介(高橋)は、最近のコンサルティング業務での懸念することを所属するビジネスコミュニティの主催者である佐倉へ相談に行った。彼とは、定期的にコンサルティングの情報交換や意見交換をする間柄であり、亮介は佐倉のことをとても尊敬していた。
亮介が考える社会環境やライフスタイルの変化による「前提」の変化が顧客の価値や優先順位の変化に繋がっていると考えることを佐倉と話したかった。
そんな中、話の展開から一緒に食事をすることになった。内心亮介も佐倉と飲みながら話をしたいと思っていたので、嬉しい展開となったが、さらに佐倉が同じコミュニティ仲間を紹介してくれるという。どの様な話になるのかも楽しみだが、紹介者へも大変興味があった。
前回の高橋亮介のストーリーは、こちら
亮介は、佐倉と会社を出て近くの居酒屋に向かった。いつも佐倉と飲む時に利用する店だった。この店の大将もコミュニティのメンバーで、いつも色々と気を使ってくれて亮介もよく利用する店だった。
店に入ると板場から大将が顔だして挨拶してくれた。いつも使う個室に案内された。部屋は、6人ほどの掘りごたつ式の個室で大将のこだわりの作りとあって「和」のテイストを基調に素敵な空間に出来上がっている。
席に着いてすぐに女性2人も入って来た。佐倉から紹介すると言われた、坂本と佐藤だった。
坂本美穂子:フリーWEBデザイナー、佐藤亜希子:ネイルサロンオーナー
佐倉の主催するビジネスコミュニティのメンバーで亮介とは挨拶する程度の中だった。
坂本・佐藤のストーリーは、こちら
佐々木と坂本とのチームプロジェクトとのストーリーは、こちら
亮介は、目の前で展開される話に驚いていた。佐倉を中心に面白いことが展開されている。何か話を聞いているだけで「わくわく」する。
要は、佐々木さんが佐倉さんに相談してチームプロジェクトをつくるという話に坂本さんが誘われて、それを背景に坂本さんと佐藤さんをマッチングした。そこのWEB展開やブランディング展開をチームプロジェクトのサンプルモデルにするということか。
亮介は、ここで自分の名前が出たことに面食らってしまった。なんで、自分が関係してくるんだ??
亮介は、この場に立ち会えたことに感激していた。佐倉とお酒でも飲みながら自分の話を聞いてもらおうと思っていたのに、坂本さんや、佐藤さんとの繋がりを作ってくれて、佐々木さんとも繋げてくれている。そしてここにチームという形でコミュニティを作ってくれた。
自分が頭に浮かんでいたレベルを具体的な形にしてテストケースという場を作ってくれている。ここから新しい「仲間」が参加することで、様々な展開へ繋がることが出来るだろう。そして、「前提」の変化に対応するためのバックボーンとして存在することになるのではないか。。。
それから、4人は食事をしながらチーム制の話や今日の佐倉と亮介の話の詳細を聞きながら盛り上がって話をしていた。お酒の量もだいぶ増えてきたようだ。。。
ここに佐々木も加わりあらたなチームプレジェクトができあがった。これから色々と問題もでてくる。苦戦もするだろうが、それがチームとしての力となって行くことを佐倉も期待している。
一つのことで繋がり、それが別のことと連携していく。そこに新たな価値が生まれたり、思考が展開されることが、今後は必要とされているのではないか?
4人の話は、より具体的な方向に進む中、坂本はチームリーダーとなるべき佐々木に連絡をして3日後に皆で集まる事になった。
電話をもらった佐々木は、佐倉と話したことが次々に展開されることに驚きながら、わくわくする気持ちを抑えられない様で、電話の声も興奮ぎみな様子だった。
さて、佐倉、高橋、坂本、佐藤、佐々木と5人のメンバーが揃ったチームプロジェクト、具体的な展開を見せ始めている。
次回:チームプロジェクトの具体的な計画とは。。。