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67.”嗅覚”が脳の疲労回復の鍵

皆さんは、疲れたな〜って感じた時、何をしますか?

私は、お部屋を好きな香りで満たしたり、外にいる際は香水などで気分をリフレッシュしています。

食べることが大好きな私ですが、脳がストレスや疲れを感じている時は「香り」で自分を癒しています。

でも、なぜ香りは癒し効果があるのでしょうか?


嗅覚情報と視聴覚情報では、脳の中で受け取る部分が違う

嗅覚情報と視聴覚情報は、以下の通り、脳のそれぞれの部分で情報を受け取っています。

嗅覚情報:大脳辺縁系
視聴覚情報:大脳新皮質

嗅覚情報を受け取る「大脳辺縁系」は、動物の原始的な感情などの「情動」をコントロールしている部分で、脳科学研究者がこの部分を「心の脳」と呼ぶこともあるほど、感情の根源になっているそうです。

逆に、視聴覚情報を受け取る「大脳新皮質」は、ヒトが進化した原因でもあり、知性や理性に関わる部分です。
ヒト以外の動物はここがあまり発達していないようです。

受け取る情報のバランスが悪いと、脳の活動に影響が…

視聴覚情報が過多になると、大脳新皮質が活発に動くようになり、大脳辺縁系の活動が乏しくなります。
そうなってしまうと、脳の活動のバランスが悪くなり、イライラやストレスを引き起こしてしまうそうです。

そのため、「目や耳をたくさん使って疲れたな〜」と感じたら、大脳辺縁系の活動を活発化させて、脳の活動のバランスを保ってあげたほうが良いとのこと。
そこで嗅覚ですね。
嗅覚情報は、大脳新皮質を経由せず、そのまま大脳辺縁系に届くため、「この香りは何か」を判断する前に、感情に働きかけてくれるそうです。

なるほど、香りで癒される仕組みとはこういうことだったんですね。
脳の仕組みってすごい…。

人間の身体と土地は切り離せない関係にある

では、どんな香りが良いのでしょう?

私は、白檀びゃくだんのお香が大好きで、伝統的な日本の香りを感じます。
私が大好きなお香があるのでご紹介しますね。

白檀のお香の中でもダントツNo1!
これを超える香りにまだ出会ったことがありません。

ヒノキのお風呂とか、木を感じられる香りも大好きです。

やっぱり、日本人には日本の香りが一番なんですかね〜。

香りフェチの私は、外国の空港に降り立った時に香る、強めの香水も大好きなのですが、癒しを求めるならお香のほうが良いかもしれないですね。

皆様も、ご自身が一番好きな香りを見つけて、毎日をより華やかで癒されるものにしていただければと思います。

【参考情報】

https://www.syougai.metro.tokyo.lg.jp/sesaku/pdf/document/seen1_tebiki.pdf


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