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南丹「農」人にインタビューNo.2   「農園Yard Reed 芦田有吾さん」

今回は日吉町の農家、Yard Reed 芦田有吾(あしだゆうご)さんの紹介です。
インタビュアーは南丹市地域おこし協力隊の米澤弥央(みお)さんです。
米澤さんは農家さんの支援や農業についての情報発信など、様々な活動をされています。米澤さんのレポートをどうぞ!

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農園Yard Reed(ヤードリード)
南丹市日吉町胡麻和田22
代表者 芦田有吾
なるべく農薬、化学肥料、マルチを使用せず農業に取り組んでいます。
お客様と地球と家族がハッピーになることが自分の生きがいです。
(farmO より抜粋)
Yard Reedさんの野菜はインターネット「farmO」から購入可能
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レゲエ好きな農家さん


Yard Reedさんは、私(米澤)が南丹市に移住して間もない時に日吉町で行われていたクリスマスマーケットで知り合い、いい意味で衝撃を受けた農家さん。有吾さんを中心に、ご家族や仲間と共に農業をされています。

有吾さんはご自身がレゲエに救われた経験からレゲエの聖地であるジャマイカの言葉を屋号にしたそうです。(ジャマイカ人は自分たちの国をヤードという)
なんと獣害対策として畑でレゲエを流しているそう。レゲエは元気になるし、鹿よけにもなるから一石二鳥なんだとか。

南丹市出身の有吾さんは地元に帰ってから一から畑を借り直し、有機農法を取り入れながら今年で農業を始めて二年目だそう。

実際農業をしてみて難しい部分も多かったそうですが、ご実家が元々農家だったこともあり必要最低限の農機具などは揃っていたので恵まれていたと語られていました。

現在南丹市日吉で畑と田んぼをされており、畑にお邪魔した11月には美味しそうな金時人参が畑いっぱいにのびのびと育っていました。

有機農業と減農薬栽培を分けているのは、実際に無農薬・無化学肥料で農業をして野菜によって向き不向きがあると感じられたからだそう。

畑は元々地元だったこともあり近所の方が畑を貸してくださったそうで、就農されてからは長らく放置されていた畑を一から土づくりを始められたようです。

近所付き合いも野菜づくりもポジティブに


取材中特に印象的だったのは、通りかかった皆さんが足を止めて有吾さんに話しかけていくことです。

老若男女問わず、楽しそうに立ち話をし地域の皆さんと交流をされていました。

また畑にお邪魔した際、私が野菜を踏まないように畦道を歩いていることに気付き、「ありがとう、嬉しい」と声をかけてくださいました。普段から野菜を大事に育てているからこそですね。

有吾さんの自然体で飄々とした肩に力の入らない在り方は皆さんに愛されている理由であり、野菜との向き合い方にも現れていると感じました。

実際農業をされてみて大変だったことも多かったようですが、取材の際、「農業は面白い。農業を通していろんな人に出会えた。」とポジティブに話される有吾さんのエネルギーに、私自身も元気をもらいました。


いきいきたくましい野菜たちが育つYard Reedさんの畑

(レポーター:南丹市地域おこし協力隊 米澤弥央)


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