「エッセイ」言葉フェチ

昨夜、お客様にご馳走してもらった生ビール(私は友人とスナックを経営している)を飲みながら、いつものようにテレビを観ていた。
あ、カラオケを始める前は大好きなテレビを観ている。そのせいでカラオケの売上が上がらなかったりもする(苦笑)
流れていたのは「爆買いスター☆恩返し」
ほら、スターが自分の故郷で沢山お金を使うアレ！
「芸能人って、やっぱり金持ってるな〜」とか「教育上、この無駄遣いってどうなの？」など、ツッコミどころ満載なところが、私は好きだ。

だって、その人の人柄が見え隠れするからね。バッグに流れてる「♪Are　You　ready？♪Are　You　ready？♪」も、買え！買えっ！どんどん買え！って聞こえていいよね。

あ、話が逸れましたm(__)m
で、テーマは「成田凌が四時間で150万円爆買いに挑戦！！」

「四時間は厳しいだろ？」
ご馳走してくれてるお客様をほったらかしで、ついつい熱中してしまうママ二人。
二人共、昭和の女だから大のテレビ好きなのよ。
其処で、事件は起こった！！
いや、別にリアルな事件は起こっていない。私の心が動いた。

今まで成田凌という俳優は、私の心の中では「猟奇殺人犯も出来れば、可愛い変態も出来る上手い俳優」というポジションに居た。
最近は宝くじや凸版印刷のCMでのコケティッシュな演技も好印象だった。
どんだけ上から目線やねんって話だが、まぁその辺りのランキングだった。

と、ところが！！

「みんな、おいで〜！！」

彼が発したこの一言で、ズギューン！！
私の中の成田凌のポジションが、一気にトップに踊り出た。

いい！凄くいい！！
とにかくいい！！

それは台詞ではなく成田凌個人が自然に発した言葉
「おいで」

「いいなぁ～」
思わず口から漏れてしまった。隣の友人ママも
「いいなぁ～、ただでご馳走してもらって〜！！」
ち、違う！そっちじゃない。でも説明が面倒くさいから、ま、いいか。
「うん、凄くいいよ」

お客様ほったらかしで(さっきから、ずっとほったらかしだ)テレビを食い入るように見つめてしまった。

どうも私は「おいで」と言う言葉に弱いらしい。
「おいで」は自分を誘う相手よりも、ほんの少し上の立場から指図する優しい言葉だと思う。
成田凌も母校の後輩達を呼んでご馳走する為に使ったのだが、そのニュアンスが絶妙で、私の中の忘れていた女心を思い出させた。

あぁ、そう言えばWBC　メキシコ戦　９回
大谷翔平選手が二塁打を放った後の雄叫びも素敵だった。
何と言っていたかは、聞こえなかったが
「来い！俺に続け！」
と言うような意味の言葉を叫んでいたのだろう。
あの真剣な「来い！」にも心を震わせた。

どうやら、未だに私は男尊女卑の考えを引きづっているらしい。そうでなければ、少しMなのか？

「おいで」

と言われたら、
「はい、何処までも！！」
と尻尾を振って付いていくだろう。（イケメン限定）

あぁ、日本人に生まれて良かった。
カモン！
だけの文化じゃなくて、良かった。

それにしても「おいで」って、ちょっとエロティシズムもあって、男をセクシーに魅せていいな…

余談だが、大谷翔平選手も成田凌さんも29歳。
羽生結弦さんも今年29歳、瀬戸大也選手、岡田将生さん……
あの頃、日本に何かいい事があったのか？
それとも前年の米の出来が良かったのか？
(日本人の身体はお米で出来ていると信じている)
とにかく、この年代は豊作である。

※白子様の素敵なお写真をお借りしました。
ありがとうございました。