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算命学余話マガジン #G21~G30

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中国古代占星術、算命学を学ぶ人のための一考察として執筆中の短編読本です。算命学の基礎は学習済みだけれどもその先を知りたい、という中級者・上級者を対象に綴っています。技術的な話が半…
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2024年8月の記事一覧

算命学余話 #G30 「自動化と忘却、人間性」/バックナンバー

 前回のブログの記事の引用をもう一度振り返ってみましょう。出典は平野啓一郎氏の評論『自由のこれから』(2017年)。 ――自分の苦労の分だけ、他人も苦労していなければ損したような気分になる。  昨今のコロナ禍で登場した「自粛ポリス」や「マスクポリス」がこういう動機で正義を振りかざしていると感じているのは、私だけではないようです。かく言う私も、周囲に全く配慮することなく傍若無人に振る舞う人間はこの世から消えてなくなれと常々願っているし、そういう配慮をする躾を受けていない外国

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算命学余話 #G29 「適応に限界あり」/バックナンバー

 私は子供の頃にピアノを習っていたせいもあってクラシック音楽好きですが、クラシックなら何でも好きかというと、そうでもありません。好みの作曲家や旋律はありますし、総じて短調が好きですが、同じクラシックでも現代音楽は全く好みでない。私が子供の頃は無調性音楽がトレンドだったらしく、当時のテレビ番組などの映像に付けられたBGMはこの種の抽象音楽ばかりでしたが、どうして世間はこうした美しくもないぼんやりした音楽ばかり掛けたがるのかと、子供心に不満でした。美意識は既にある年頃でした。  

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算命学余話 #G28 「標準、適応、崩壊」/バックナンバー

 人間には人種を問わず、ストレスや無理のない自然な状態というものがあります。安定した状態と言い換えてもいいでしょう。そしてそれは人間が生まれながらに持っているデフォルト状態或いは情報であり、生物としての人類の普遍的な幸福に集約されるものですが、科学的には脳波や脳内分泌物質によって計測可能となっています。  しかしながら、幸福の条件は国や民族によって必ずしも一致しません。道徳的価値観や経済観念などは生まれ育った環境によって醸成されますし、同じ地域であっても時代によって価値基準は

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算命学余話 #G27 「守護神#16 丁×冬」/バックナンバー

 前回の『算命学余話 #G26』では、日本ではまだマイナーなロシア人作曲家カプースチン氏の宿命を鑑定事例として使ってみました。このように、宿命を見ただけではその人がどういう職業に就くかまでは判らないものです。しかし、星が輝けばどういう生き方になるかは概ね判ります。  この回の主眼は守護神の活用方法と、止星に関する理解を深める点にありました。守護神と聞くと、その星が宿命にあるか否かで止まってしまいがちですが、守護神はあるかないかではなく、どう使うかが運勢を左右するのです。宿命の

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算命学余話 #G26 「新地開拓の作曲家」/バックナンバー

 前回の余話は、自殺相の周辺に話を広げてみました。くどいようですが、調舒星に自殺相があるからといって必ず自殺するわけではありませんし、他の星の人であれば絶対自殺しないというわけでもありません。その一例として、龍高星が自殺した場合にどういう様相になるかを前回合わせて述べました。他の星々、禄存星や車騎星その他すべての星も、もし自殺するとしたらこういう行動になる、という予測は、龍高星の例を見れば類推できると思います。星にはそれぞれ特徴があって、その特徴が行動に現れるはずだからです。

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算命学余話 #G25 「自殺相の周辺を考える」/バックナンバー

 前回の余話は、位相法について述べました。前座に掲げたムツゴロウさんの話の方を楽しく読んでくれた読者も多かったようですが、位相を変えることで自分の今までの見方が一変し、固定観念が覆されます。そこに新たな可能性や突破口が生じる、というテーマでした。行き詰まったら位相を変えて、別の角度から取り組めば、大抵の問題は片付くか、片付かないまでも停滞から脱することはできるでしょう。  少し前に算命学余話#G21』で「自殺相と発狂相」を刷新したら、案の定普段より多くの読者が飛びついて読ん

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算命学余話 #G24玄 「中級編#1 位相法(合法)」/バックナンバー

 野生動物との濃厚な交流で知られるムツゴロウさんこと畑正憲氏には、ムツゴロウさんとしてお茶の間の人気を博していた頃には語れなかった奥義がありました。その奥義とは、動物と仲良くなるための究極且つ万能の方法です。しかしそれは子供が真似をするにはあまりに危険な技であったため、ムツゴロウさん現役のうちは固く口を閉ざしていました。現役を引退して子供達のアイドルでなくなり、隠居に近い執筆家となった高齢の畑正憲氏は、後世の研究者のためにとうとうその奥義を語ります。  それによれば、まず前

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算命学余話 #G23 「身中論と群衆心理」/バックナンバー

 前回の余話#G22では、昨今の国際情勢に絡めて、集団の意思というものは集団構成員一人一人の意向を集めた概ねの総意であるという話を、算命学の視点から試みてみました。しかしあまり説明が上手くなかったと自分でも感じています。具体例をもっと挙げた方が良かったかもしれません。算命学学習者でない読者にも目を向けてほしいテーマであったこともあり、鑑定技術に役立つ内容としては不透明な書き方になってしまいました。今回の余話はそうした前回の不足点を補うべく、算命学の具体例を出して話を続けます。

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算命学余話 #G22 「陰陽五行の配分と世界」/バックナンバー

 植物模様の美しい壁紙で知られるウィリアム・モリスは、インテリアデザイナーであると同時に詩人でもあり、社会思想家でもありました。当時の英国は産業革命以来の工業化を進めた結果公害を起こしていた時期であり、行き過ぎた工業化が自然や町の景観を崩し、人々の心身の健康を損なわせているという考えが生まれます。今日の環境保護意識の走りです。ちょうどこの頃マルクスの社会主義思想が知識層の注目を集めており、ウィリアム・モリスもマルクス主義に傾倒します。人間が金儲けの奴隷とならないよう如何に精神

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算命学余話 #G21 「自殺相と発狂相(加筆版)」/バックナンバー

 「土星の裏側」ブログを始めた初期の頃は、算命学についてのごく簡素なウンチクを無料で公開しておりました。しかしその後閲覧者数が増えたことにより、算命学関連の私見や技法を有料電子書籍『算命学余話』として販売することにしました。お蔭様で『余話』は今回で261回目。最近の『余話』の一回の記事容量は平均5000字ですから、A4用紙に印刷すれば4~5枚程度の短い読み物ですが、読者の方には継続してご愛読頂き、或いは数日のうちに何十冊も大人買いして頂き、誠に有難く思っております。ご購読頂く

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『算命学余話』G番号目録

(※この目録をマガジン未購入でも無料で閲覧可能にするため、便宜上100円の有料記事とします。以下、記事全体を無料公開(いわゆる「試し読み」)部分に設定し、便宜上付け加えた最後の一行のみが有料部分にしてあります。この一行のためにわざわざ100円払うことなく、無料部分をお楽しみ下さい。)  『算命学余話』は、算命学を学ぶ人のための読み物です。入門レベルから進んで中級以上の鑑定技術を知りたい方や、算命学の理念について理解を深めたい方、或いは算命学にはさほど興味がないけれど人生につ

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『算命学余話』U番号目録

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『算命学余話』R番号目録

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