算命学余話note

「土星の裏側note」に掲載中の「算命学余話」のマガジン掲載が最大21個までと知り、あぶれた22個目以降を掲載すべく当noteを開設しました。10記事まとめて1マガジンという形態でとりあえず21個のマガジンを順次綴ります。

算命学余話note

「土星の裏側note」に掲載中の「算命学余話」のマガジン掲載が最大21個までと知り、あぶれた22個目以降を掲載すべく当noteを開設しました。10記事まとめて1マガジンという形態でとりあえず21個のマガジンを順次綴ります。

マガジン

  • 算命学余話マガジン #G91~G100

    中国古代占星術、算命学を学ぶ人のための一考察として執筆中の短編読本です。算命学の基礎は学習済みだけれどもその先を知りたい、という中級者・上級者を対象に綴っています。技術的な話が半分、日常の役に立ちそうな思想上の考察が半分といった内容です。旧い順からU番号、R番号、G番号で、それぞれ120回まで通し番号が付いています。無料で読める冒頭部分と副題から、本編の内容が判るようになっています。

  • 算命学余話マガジン #G81~G90

    中国古代占星術、算命学を学ぶ人のための一考察として執筆中の短編読本です。算命学の基礎は学習済みだけれどもその先を知りたい、という中級者・上級者を対象に綴っています。技術的な話が半分、日常の役に立ちそうな思想上の考察が半分といった内容です。旧い順からU番号、R番号、G番号で、それぞれ120回まで通し番号が付いています。無料で読める冒頭部分と副題から、本編の内容が判るようになっています。

  • 算命学余話マガジン #G71~G80

    中国古代占星術、算命学を学ぶ人のための一考察として執筆中の短編読本です。算命学の基礎は学習済みだけれどもその先を知りたい、という中級者・上級者を対象に綴っています。技術的な話が半分、日常の役に立ちそうな思想上の考察が半分といった内容です。旧い順からU番号、R番号、G番号で、それぞれ120回まで通し番号が付いています。無料で読める冒頭部分と副題から、本編の内容が判るようになっています。

  • 算命学余話マガジン #G61~G70

    中国古代占星術、算命学を学ぶ人のための一考察として執筆中の短編読本です。算命学の基礎は学習済みだけれどもその先を知りたい、という中級者・上級者を対象に綴っています。技術的な話が半分、日常の役に立ちそうな思想上の考察が半分といった内容です。旧い順からU番号、R番号、G番号で、それぞれ120回まで通し番号が付いています。無料で読める冒頭部分と副題から、本編の内容が判るようになっています。

  • 算命学余話マガジン #G51~G60

    中国古代占星術、算命学を学ぶ人のための一考察として執筆中の短編読本です。算命学の基礎は学習済みだけれどもその先を知りたい、という中級者・上級者を対象に綴っています。技術的な話が半分、日常の役に立ちそうな思想上の考察が半分といった内容です。旧い順からU番号、R番号、G番号で、それぞれ120回まで通し番号が付いています。無料で読める冒頭部分と副題から、本編の内容が判るようになっています。

最近の記事

算命学余話 #G114

 私が子供の頃、テレビドラマ『西遊記』をよく見ていました。その後リメイク版が何度か作られましたが、私が見たのは初代のドラマで、三蔵法師が夏目雅子、孫悟空は堺正章、猪八戒は西田敏行が演じました。テーマソングはゴダイゴで、「ガンダーラ」や「モンキーマジック」は今聴いても赴きある名曲です。転調が子供の耳にも斬新でした。  人気のドラマだったので、初代が放映終了してもすぐに続編が制作されました。しかし続編は子供向け特撮ものの要素が強くなり、妖怪たちも怪獣寄りに変わったせいか、その安っ

¥600
    • 算命学余話 #G113 「悩みを好機と認識する」

       ミドルエイジ・クライシスという言葉があるそうです。40~50代の年齢の人が自分の半生を振り返って、「何も成し遂げたものがない」とか「同級生はこんなに出世して輝いているのに自分は低迷したまま人生を終えそうだ」といった焦りや不安を覚え、鬱などの精神病を患う危険性のことを指すそうです。  ひと昔前にもてはやされたウツは、往時には雨後の筍のようにあちこちに生えて自己主張かまびすしかったですが、最近ではブームが去ってあまり話題にならなくなりました。コロナに人気を奪われたのも一因かもし

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      • 算命学余話 #G100 「天将星中殺を考える」/バックナンバー

         算命学の理解の浅い人たちからは、しばしば「身強の人は押し出しが強くてわがままで…」といった種類の苦情が寄せられます。こうした人たちは自身が身弱であり、弱い身弱が身強によって被害を被っているという被害者意識からこういう発言をして来るわけですが、算命学に真面目に取り組んでいる人には明らかな通り、身強であることはエネルギーが大きいという「量」の問題であって、押し出しだのわがままだのといった「質」とは関係がありません。従って、身強であっても腰が低くて謙虚な人は山ほどいるし、身弱であ

        ¥600〜
        • 算命学余話 #G99「守護神#21 庚×春」/バックナンバー

           園芸用の活力剤として知られている「腐植酸」とは、植物が枯れた後に枯葉が地面に落ち、その枯葉が土を覆うことによって生じる天然成分のことで、園芸用にわざわざ買って撒かなくても自然界にそなわっている植物の機能です。つまり落葉樹であるなら冬になれば自然に落ち葉がすぐ足元の土壌を覆うし、落葉樹でなくとも何らかの事情で枯葉は樹木の足元に降り積もるので、そこから生じる腐植酸の効力によってその下にある根の成長が促され、結果的に春になれば樹上に新しく元気な芽吹きが得られることとなる。これが植

          ¥600〜

        マガジン

        • 算命学余話マガジン #G91~G100
          13本
          ¥5,200
        • 算命学余話マガジン #G81~G90
          13本
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        • 算命学余話マガジン #G71~G80
          13本
          ¥5,200
        • 算命学余話マガジン #G61~G70
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        • 算命学余話マガジン #G51~G60
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        • 算命学余話マガジン #G41~G50
          13本
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        記事

          算命学余話 #G98 「春水の例」/バックナンバー

           私は芸能界に疎いのですが、それは実際に会ったことも話したこともなく、この先も自分の人生と接点がないであろう見ず知らずの芸能人に関心が湧かないからです。何より彼らの人となりは電波を介してしか知らず、その内面を表しているはずの言葉も誰かが書いた台本を読み上げているだけかもしれず、要するに営業用に作られた演技を眺めさせられているだけでは内面が伺い知れないので、人間として興味が持てないのです。  一方、リアルで接する身近な相手はイヤでも中身が見えますし、作家などはその作品に内面世界

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          算命学余話 #G98 「春水の例」/バックナンバー

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          算命学余話 #G97 「鉄は熱いうちに打て」/バックナンバー

           前回の『算命学余話#G96玄』では、鑑定実践としてかなり具体的に技法を解説しました。これくらい踏み込んだ話をすると、雑誌に書かれているような占いのレベルではもはや太刀打ちできないことがお判り頂けるかと思います。説明する方だって大変です。中級レベルでこれですから、上級に至ってはどこまで解説できるか自分でも疑問です。  以前、相談者の中から算命学の弟子入りを希望する人が現れたことがありますが、上級技法の説明に自信が持てなかったのでお断りしました。算命学を学べる施設や組織はいくつ

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          算命学余話 #G97 「鉄は熱いうちに打て」/バックナンバー

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          算命学余話 #G96玄 「中級編#5 通干と透干」/バックナンバー

           生成AIのChatGPTが話題になっています。「こういうテーマで文章を作ってくれ」と指示すると「概ね」そのような文章をAIが数秒で提供してくれるので、文書作業の劇的な効率化につながると注目されているのです。  しかし同時に欠点も見えてきました。「一見してそれらしい事を言っているが、実はウソだらけ」な文章が上がって来るという問題です。原因の一つは、AIが元ネタにしている入力情報がそもそも間違いを抱えているのに、統計的に見て「多数」の一致情報が優先的に採用されるため、それらをつ

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          算命学余話 #G96玄 「中級編#5 通干と透干」/バックナンバー

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          算命学余話 #G95「心の病と成熟度」/バックナンバー

           前回の余話#G94では、社会が人間の愚かしさを支持・容認することで印(知性)の正常な活動を阻んでいる、という内容の話をしました。そこにはつまらない「思い込み」に囚われて視野の狭くなった現代人の、心の病や内面の劣化が見て取れます。ではそもそもなぜ人間は「思い込み」に囚われるのでしょうか。そしてなぜ現代人は昔の人間に比べてその傾向が強いか、或いは強いように見える、顕著に見えるのでしょうか。  この問いに対する答えのヒントを提示してくれる良書を紹介しましょう。春日武彦著『あなたの

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          算命学余話 #G95「心の病と成熟度」/バックナンバー

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          算命学余話 #G94 「思い込みと後悔」/バックナンバー

           前回の余話#G93「選択肢がなくて依存する」に対して、読者からも反響がありました。奇しくも最近読んだ社会研究書『母親になって後悔してる』では、「母親になるしか選択肢がなかった」と主張する女性らの、宿命消化のまずさを露呈する発言が多数見られ、算命学者の立場としては、「もっとうまく宿命消化すれば泣き言を言わずに済んだのに」と言いたくなりました。選択肢を一つだけと見誤ったことで宿命消化に失敗し、運勢を下げた。だから愚痴が出てくるのです。選択肢が一つだけという事態などこの世に存在し

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          算命学余話 #G94 「思い込みと後悔」/バックナンバー

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          算命学余話 #G93 「選択肢がなくて依存する」/バックナンバー

           昨今すっかりお馴染みとなってしまった「誰でもよかった」無差別殺傷事件について、ある作家がこういう趣旨の持論を述べていました。 ――この種の事件を起こすのは残念ながら男性ばかりで、女性はほとんどいない。それは「誰でもいい」という発想が男性の性衝動と通底していることと関係している。性的欲求不満の男性は「誰でもいいからやりたい」と行為を望むが、女性はたとえ欲求不満であっても基本的には好きな相手とでなければ望まない。これが殺人衝動に向かうと男性は無差別殺人となり、女性は標的の決ま

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          算命学余話 #G93 「選択肢がなくて依存する」/バックナンバー

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          算命学余話 #G92 「癸卯を考える」/バックナンバー

           干支歴の新年である立春を迎えますので、今回の余話は恒例の新年大予想です。  2023年は癸卯年です。癸水は陰水ですので小川や湖、泉や雨といった小規模な水量の真水・飲み水になります。一方、卯木は陰木なので柔らかくしなる柳や草花に当たり、一本の大樹と違って群生するのが特徴です。つまり天干が雨、雨の降り注ぐ地支が草花、と想像すれば判りやすいかと思います。ごく自然な無理のない穏やかな風景なので、この一年は全体としてそういう雰囲気の気を受けるということになります。  癸水は、海水で

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          算命学余話 #G92 「癸卯を考える」/バックナンバー

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          算命学余話 #G91 「気は往来する」/バックナンバー

           前回の余話の副題が「月の裏側の模様」だったので、何か天体にまつわる話題を期待された読者もいたかもしれません。実際は無関係で、比喩に使っただけでしたが、算命学の技法を理解する上では想像しやすかったかと思います。でも肩透かしを食らってつまらなく感じた方には残念でした。お詫びに土星にまつわる天体の話をしましょう。  土星といえば土星の輪が有名且つ魅力的ですが、その美しくも繊細な輪を過ぎてずーっと上に上がっていくと、土星の北極には巨大な六角形の縞模様が確認できます。極点を中心に描か

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          算命学余話 #G91 「気は往来する」/バックナンバー

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          算命学余話 #G90 「月の裏側の模様」/バックナンバー

           『算命学余話』は、算命学にまつわる筆者の体験に基づく小話や私見、鑑定経験から得た小知識や考察を心の赴くままに書き連ねた読み物ですが、鑑定技術を基礎から学びたい人のために「基礎編」も並行して差し挟み、更に進んだ「中級編」も執筆中です。「基礎編」を全部読めば運勢鑑定のための土台は初心者でも築けますし、それだけで満足できない学習者には「中級編」を読んで理解を深めてもらう。そういう目論見で執筆を続けてきました。  ところが思惑は往々にして外れるもので、余話の読者が「算命学余話に書か

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          算命学余話 #G90 「月の裏側の模様」/バックナンバー

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          算命学余話 #G89「天禄星中殺を考える」/バックナンバー

           保育園での虐待事件が話題となっています。世間一般の反応と自分の反応が大抵一致しない日常に慣れている私は、「逆さ吊り」や「ご臨終ごっこ」と聞いても微笑ましい風景しか浮かびません。  例えば私の友人は昔、幼い自分の子供の両足首を揃えて握り、「ダイソン」とか言いながら子供の頭部や顔面を床に転がすという掃除機ごっこをしていたのですが、親が疲れてやめると子供の方が私に白羽の矢を立てて「是非続きをやってくれ」とせがむのでした。私は「いくら何でも顔面は痛いのでは」と親へ目くばせしましたが

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          算命学余話 #G89「天禄星中殺を考える」/バックナンバー

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          算命学余話 #G88 「誰に認められたいか」/バックナンバー

           ドストエフスキーは長編小説『未成年』の中で登場人物に、「その人の笑顔を見れば、心根の真っ直ぐな人間か歪んだ人間かが判る」というような台詞を語らせています。私はドストエフスキーの愛読者ではありますが、その作品群を読み始めたのは二十歳を過ぎてからですし、知名度の低い『未成年』に至っては二十代後半が初読でした。しかし当時は全体的に難解な印象で、会話の細部にも着目せずに読み飛ばしていたようです。いま再読して、この台詞を初めて見る思いで瞠目しています。なぜなら『未成年』の初読より前の

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          算命学余話 #G88 「誰に認められたいか」/バックナンバー

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          算命学余話 #G87「曲解を正せない文明」/バックナンバー

           霊長類学者の山極寿一氏は、ゴリラの生態観察を極めた結果、「ゴリラは平和を好む動物であること」が判ったそうです。しかし百年程前に西洋人が初めて野生のゴリラに遭遇した時、ゴリラがドラミング(胸を太鼓のように連打する行為)するのを見て、勝手に「我々を威嚇している。奴らは好戦的で凶暴だ」という印象を受け、その印象を西洋に持ち帰って広めたために、「ゴリラは好戦的で危険な生物である」という評価がその後ずっと続くことになりました。ゴリラが他のオスと闘う時だけに使う大きな牙を備えていること

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          算命学余話 #G87「曲解を正せない文明」/バックナンバー

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