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算命学余話マガジン #G11~G20

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中国古代占星術、算命学を学ぶ人のための一考察として執筆中の短編読本です。算命学の基礎は学習済みだけれどもその先を知りたい、という中級者・上級者を対象に綴っています。技術的な話が半…
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#算命学

算命学余話 #G14 「人生効率化の是非」/バックナンバー

 西洋音楽が人間の可聴域である20kHzまでの音楽・楽器で満足し、その範囲内で絶対音階や和音などを発達させて来た一方で、東洋音楽は可聴域を大幅に超える方向で発達しました。しかし、高音周波を誇る東洋音楽が西洋音楽より豊かで優れている、と断言するのは難しいです。なぜなら東洋音楽の豊かさは人間の耳には聞き取れないところにあり、またその高い音域の対価として複雑な和音を並べる余地を狭めたからです。あちらを取れば、こちらが取れない。東西の音楽は、陰陽の様相を示しています。  算命学で宿

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算命学余話 #G12玄 「基礎編#10 基礎鑑定実践」/バックナンバー

 前回の基礎編#9までで、算命学の基礎技法は概ね揃いました。意外に簡素だと思われるかもしれませんが、これら基礎技法だけでもかなりの範囲の鑑定が可能です。細部についてはより高度な技法や知識を駆使していかなければなりませんが、宿命の概観ならこれだけでも十分組み立てられます。  既に基礎編でも述べた通り、算命学で云うところの宿命とは生年月日のことであり、それはその人がこの世に生まれた瞬間の自然風景を表したものです。夏に生まれれば暑さや日射が、冬に生まれれば寒さや冬籠りが、その人の人

¥900