秋の暮らしに花束を。 #LifftFLOWERWORKSHOP
花は、いつもわたしの人生のすぐそばに、そっと寄り添っていた。と思う。
小学校のときの学年名が「ひまわり」だったこと
家の向かいにあったかい花屋さんがあったこと
樹木葬を選んだ祖母のこと……。
秋分を目前に控えたとある日
リンドウで秋のブーケを作ろうよ
そう声をかけてもらったわたしは
生活の一部にリンドウがやってくることに心を躍らせた。
あの凛とした花の、ちょっぴりツンとした香りが、朝から部屋に漂っていたらきっとしあわせだろう、と。
宅配の関係で慌ただしく受け取ったダンボールの中には、リンドウ、ワレモコウ、カラー……
花屋の店先に足を伸ばしても
わたしにはオトナっぽすぎる
と遠慮してしまうようなシックな花々が凛と澄まして横たわっていた。
先日かわいらしいひまわりをお迎えさせたいただいた、lifft. のフローリーストさんの手捌きを画面越しに見つめながら、花たちを束ねていく。
花をより綺麗な状態で、より綺麗な見た目にするために
ときには容赦なく花を枝から落とし
ときには腕の筋肉をグッと使いながら
一本一本の花を束ねていく。
スパイラルという名のこの束ね方
束ね終えると花束が立ってしまうから摩訶不思議。
秋の花束が凛と澄まして部屋にいることで、日々の忙しなく過ぎていく日々でも、ふと花を見つめる余裕ができる。
忙しないの文字通り、雑多でとても「ていねい」とは言えない暮らしだけれども。
せめて花を見つめる余裕だけはなくさないでいたいと思いながら、今日も水の入れ替えに勤しんでいる。
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