過剰な反応をしてしまったボクに優しかった老夫婦
ナイーブな時期について
昨日、皮膚科に向かった。ボクが住む地域では、患者数が多いクリニックだ。常に混雑している。でも、緊急事態宣言が解除されたとはいえ、それほど混んでいないだろうと高をくくっていた。大間違いだった。
信じられないほどの人、人、人。待合室がびっしり埋まっていた。その光景を見て思わず後ずさり。入口で診察券と保険証をしまって退散した。
まだ、「3密」の警戒は解かれていないはずだけど……。場所によっては待合室に人数制限を設けているところもある。ただ、個々の判断でもあるので、ボクは批判はしないし、しようとも思わない。ボクがその状況を選ばなければいいだけなので。
3密を回避したのはいいけれど……
3密と言えば、別のクリニックでのことが思い出される。ソーシャルディスタンスを保ちながら待合室で待っていると、診察室から老夫婦が出てきた。3人掛けの椅子はまだ空いていたけど、なぜか老夫婦はボクの隣に座った。
ボクは移すのも移されるのも嫌なので、トレイに立つフリをしてその場を離れた。「申し訳ないけど、このご時世では仕方がない対応だよな」と自分に言い聞かせてトイレから戻ってきた。空いている椅子に座ると、先ほどの老夫婦が話しかけてきた。
「あなたの名前が呼ばれていましたよ」
<気が付いていないと思うけど、ボクはあなた達から意図的に離れたのですよ。ちょっと過敏すぎますよね。でも、やむを得ないのですよ。異常事態はまだ終息していないので。ごめんなさい。>
そんなセリフを頭の中で呟きながら、「ありがとうございます」と言って診察室に向かった。罪悪感を感じる必要はないけど、なんとなく気分がいいものではなかった。親切な対応をされただけに余計だ。
クリニックのように席が埋まっていたならいざ知らず、空いているのだからそちらに座ってほしいという思いが、ボクの中で強かったから席を立った。互いに距離を取ることは必要なコトだけど、これまであまり馴染みがなかっただけに、相手を不快にさせないような配慮が求められるような気がする。
トイレに立つのはいいかもしれない
あからさまに不快感を示し、座ったと同時に移動するのは論外。軽く会釈をしながら静かにそーっと動くのがいいのかもしれない。そう考えると、トイレに立つフリをするのは、選択肢のひとつとして持って置くと気が楽かもしれない。
こんなことを考えることなく過ごせる日を、相手が隣に座ったら軽く笑顔で会釈するような状況が来ることを願っている。
おもいのままに。続けます。今日も呼吸ができた。ありがとう!