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上林誠知の現在地 ~つかみとれ!竜のレギュラー~

こんにちは、スケです。今回は、2023年シーズンオフに福岡ソフトバンクホークスより戦力外通告を受け、2024年から中日ドラゴンズに入団した上林誠知選手について書きます。
中日に入団して、2年目を迎える2025年シーズン。上林選手の経歴を紹介しながら、奪いとるべきポジションを考察していきたいと思います。


上林誠知プロに入る前 ~華やかな高校時代~

上林選手は、埼玉県出身です。高校は、宮城県仙台市にある強豪、仙台育英学園高等学校に進学し、野球漬けの日々を送りました。在学中には、3度の甲子園出場を果たし、充実の3年間を過ごしています。

そして、2013年のドラフトで福岡ソフトバンクホークスからドラフト4位で指名を受け、プロへの道を歩みだしました。

上林選手は、高校での3年間を”「仙台育英での3年間が自分の野球人生のベースになっていると思っている。」”と振り返っている。(下記記事より引用)

上林誠知ソフトバンク時代 ~衝撃逆転満塁弾~

ドラフト4位でプロの門を叩いた上林選手。2年目に1軍で15試合に出場し、打率.318、本塁打を2本放つなど、その実力の片鱗を覗かせます。

特にプロ初安打を記録した2015年8月25日対千葉ロッテマリーンズ戦では鮮烈なデビューを果たします。

3回にプロ初安打を放った上林選手はそれに留まりませんでした。チームが負けている状態で迎えた6回。満塁で上林選手に打席が回ってきます。そこで上林選手は、チームの窮地を救う逆転満塁ホームランを放ち、その確かな実力をファンに知らしめました。

華々しいデビューを飾った上林選手は、プロ5年目の2018年に全試合出場を果たし、打率.270、本塁打を22本放つなど、キャリアハイの成績を残します。さらに、初のオールスタにも選出されました。

上林誠知中日へ! ~まさかの戦力外~

そんな一流のスターの道を一歩ずつ踏み出していた上林選手でしたが、キャリアハイの成績を残した翌年から成績が低迷し始めます。2021年には、2軍戦で死球を受け、「右肩肩甲骨」を骨折し、怪我にも悩まされます。

なんとしても復活を果たしたい2022年シーズン上林選手は、開幕スタメンを勝ち取り、順調なスタートを切りました。しかし、再び悲劇が上林選手を襲います。

シートノックの際に、足を負傷。MRI検査で「右アキレス腱断裂」と判明し、長期離脱を余儀なくされました。それまで、33試合に出場し、打率.301、1本塁打と復活の兆しを見せていた上林選手にはケガ以上に痛い長期離脱となります。

2023年シーズン良い感覚が戻ることはなく、打率.181と結果を残すことができませんでした。そのオフ、戦力外通告を受け、ソフトバンクを退団しました。そんな中で、一番に連絡をくれた中日ドラゴンズに入団することとなります。

上林が奪うならライト! ~つかめレギュラー~

レギュラー格として期待され、ドラゴンズに入団した上林選手でしたが、2024年シーズン46試合に出場し、打率.191、本塁打1本と不本意なシーズンを過ごしました。

思い通りの結果とはいかず…..

2025年シーズン、監督が変わり、新たなドラゴンズになることが期待されています。今、ドラゴンズの外野陣には、ケガで出遅れたものの、後半から急激に安打数を伸ばした岡林勇希選手、現役ドラフトからチームの中心選手にまで、成長した細川成也選手の2選手が不動のレギュラーとして君臨しています。

この2選手は、ケガさえなければ、2025年シーズンもレギュラーとして試合に出ると考えられます。最後の一枠が現状余っている状態です。

後半戦からは、オルランド・カリステ選手が外野守備につくことが多くなりましたが、外野守備に少し不安があるのが事実です。その最後の1ピースに上林選手がはまることができれば、さらにチームの底上げにつながると思います。

特に上林選手にはライトのポジションを奪ってほしいと思っています。2024年シーズンの中日のライトは、不動のレギュラー細川選手が守ることが多かったポジションです。では、なぜライトなのか?それは、細川選手がレフトに回ることがチームにとって最適解であるからです。

決して細川選手のライトの守備は、下手ではありません。しかし、指標で見ると、UZRが-8.1と2024年シーズン500イニング以上ライト守備に就いた選手の中でワーストの記録を残しています。
補足:
UZRとは、守備の評価指標で、同じ守備位置の平均的な野手が守る場合に比べて、どれだけ失点を防いだかを表している。

そのため、比較的守備負担の少ないレフトを細川選手が守ることで、さらに打撃に集中してもらうことができ、堅実な守備でチームに貢献できると考えています。

その空いたライトの穴を埋めるのが上林選手であってほしいと個人的に思っています。なぜなら、上林選手は守備に定評があり、肩も強いため、ライトにピッタリな選手であるからです。

上林選手がソフトバンク時代のような守備をすることができ、なおかつ、バッティングも復活したのであれば、こんなにも頼もしいことはありません。2025年シーズン何としても復活を果たし、レギュラーをつかみ取ってほしいものです。

最後に

2025年シーズンに30歳を迎える上林選手。まだまだ老け込むには早い年齢です。戦力外から2年目を迎え、ラストチャンスをつかむ思いで2025年シーズンを戦うと思います。

中日で奇跡の復活を果たし、2025年上林選手が躍動することを期待しています!

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