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追いかけて、届くよう。#20

こんにちは。『REALITY』ライバー四年目のみうみうです。
いつも読んでくださってる皆さん、応援してくださる皆さん、ありがとうございます。
今夜は総決算だよ!!

初オリソン『November 9』貼っちゃおう。
聴きながらお読みください。

はじめに

本日はこの配信エッセイ『追いかけて、届くよう。』最終回で…
いやいやいやいや、自分では本気でそう思ったけどやんわりと止められたので、連載はまだ続けます。

最終回に相応しい回だけれど、とても熱かったのでこちらの記事をご紹介させてください。
“大輔”さんのこの記事は、私の思考とかなり似ているところがあり、とても勉強になりました。
是非、読んでみてください。

実はこの記事は何週間も進まないまま今に至ります(笑)

あるんですねー、どうにも筆が進まない時。その間、配信したり見たり詩を書いたりして浮気(気分転換だよ!)してました。
しかしそれで正解でした。

書いたの全部ボツなのめちゃくちゃ悔しいんですけど
自分の過去記事に全部答え書いてある事に気付いたから(笑)

何となく「初投稿だせえな?」と思って加筆修正したり過去記事も見直してるうちに、過去に全てを理解してる自分がいた事に気づいて、我ながら笑っちゃいました。

だからリンク貼れば今回は終わっちゃうんですけど(笑)、つまりちゃんとnoteに答え残していたのに自分で自分を迷子にしてしまったんですよね。

初投稿で言いたかったこと

私の目標、夢というものについての考えは何か。
私は配信者としてそれをどう活かそうと決心したのか。
語ろうと思いますが長いです。
どうか最後までお付き合いくださるとうれしいです。

悩み迷いながら初投稿した今年の春からいま、未来の私から答えを届ける時がやって来ました。
「お待たせ〜よくやった、過去のおまえ」
置き去りにした未来の私のためのnoteを自分自身で取りに戻る時が来ました。

本当に毎度毎度、嵐の夜みたいにアップダウンの激しい内容を書き込み続けた約半年でした。
灯台下暗し、まるで人生そのものだと感じます。

初投稿の内容はこれ。
何でnote始めたんだっけ?
大手になるセオリーなんか無視し続けてがむしゃらに“配信者”でい続けて、ふと気がつけば辞めたくなっていたけど表現する事は辞めたくない。
 
これを読んで欲しい。↓

『こんな未来であってたまるか!!!!こんなんで終わってたまるか!!!!』
しかし何かしなければ残酷な現実と思いがチグハグでとてもやりきれない。こんな終わり方あってたまるか。金じゃない。承認欲求じゃない。何に勝てば納得するのかなんてわからない。ただただ四年間配信やってきた努力の結末がこんなものであってたまるか。
だって配信者としての経験はあまりに濃く幸福であり、私の人生にとってあまりに重要過ぎてしまったのだから。』

↑初投稿で言いたかったことはこれである。半年経った今更だが。
今だからアウトプットできるようになった言葉です。
で、四年間の努力の結末どうなったの?新たな展開をお届けします。

活動四年の間で去年頃には陰りが差していた。春には本格的に引退した方が良いように感じた。
諦めきれずにnoteを始めた。
新しいことは本当に苦手だ。
思いだけ突っ走ってる下手くそな文章を死ぬ気で一日目から投稿した。

とにかく配信とnoteを続けてみた。そしてどうなったのか。

登りつめて、再び落ちて来ました。ははは。

現在の私より

目標を達成したとて幸せでもない

前置きはある。
noteは配信活動を盛り上げる力になった。
リスナーの皆さんの心を掴むツールとなった。
新たな目標を掲げ最高ランクという頂上まで登った。
だけど結局はリスナーが次々に消えた。

ほぼひとりだけで戦い続けて、観念して、ランクを手放した。

Thinking of sweetness, stuffed myself even more
甘い蜜を覚えて、お腹がいっぱいになるまで食べた
Afraid it’d run out, had to get even more
なくなってしまうのが怖くて、たくさん手に入れておかないといけなかった
Dripping with honey, ran to store even more
口から蜜をこぼしながら、もっと蓄えるために走った
Gorging, got nauseous, vomited everywhere
でもそうやって蜜を貪り続けていたら、吐き気がしてきて、そこかしこに吐いてしまった

椎名林檎『鶏と蛇と豚』

これは羽生結弦さんのアイスストーリー『RE_PLAY』の演目にもなって話題になった曲だ。口から密を垂れ流す羽生結弦さんの演出が、色んな意味で話題になった。

仏教的な意味を知れば、羽生さんの言いたかったことは十分理解できるつもりだ。

鶏、豚、蛇。これらの動物は仏教で克服すべき三つの煩悩に例えられており、これらをひれ伏させたのは結局「仏心」であったというような解釈をしている。
これ書いた後に調べたら盛大に間違ってたから(笑)解説します。

見出しをもう一度ご覧ください。

『目標を達成したとて幸せでもない』

冒頭にご紹介した記事をたまたま拝見して、共感する方がいるんだなと安心もし、深く理解した事がある。

人は高みを目指して達成したとしても、満たされない生き物である。

少なくとも私はそうだった。
正確には、目標が『本当に望んでいること』と合致していなければ、達成しても満たされないし、時に苦しむ原因となる。
という意味。
では解説します、音楽で。

椎名林檎『鶏と豚と蛇』に寄せて

この楽曲、簡単にまとめる。

  • 欲しいもの(=欲)を貪った

  • 口から溢れる程、蜜は零れた

  • 吐き気がして、戻してしまった

  • どうしてこんな煩わしい思いをするのだ、人に嫌なことをしたこともないのにおかしいだろう

  • そうか、蜜に誰かが毒を仕込んだに違いない(疑心暗鬼)

仏教的にはこの後、主人公は他人を憎しみ恨むようになる。
仏教は、吐き気がするほど欲を貪ったのは自業自得だということを知らない無知な人間の末路は不幸せな人生である、と説く。
そして、主人公は三大我欲をもひれ伏せさせる邪悪な人間となるのである。

すなわち『他人を愛せない人間』である。

このエピソードをギュッと凝縮すると無知は罪であるし欲をかいてはいけない。という事で合ってると思う。

だから人は無闇矢鱈に高みを目指して達成したとして、人から羨ましがられようと、はて自分はというと満たされていないこともある生き物なのである。
事実、私が高ランクから落ちてきたっていう経験をして来たのであるから間違いない。

MVで椎名林檎さんは金髪の騎士となって鶏と豚と蛇をひれ伏せさせ、かっこよく『他人を愛せない人間』として登場しているように思う。何より大切な事がどうとか歌は続くが、彼女がどう表現したのかは知らない。
ただ、ブッダが重要だと説くのは常に『人を愛する心』のはずである。

夢を与える者の心がまえ

ここまで話したこと全てです。

目標や夢は分相応でなければいけないし、『足るを知る』という先ほどの仏教の教えは夢を追いかける者に、絶対欠かせない要素だろう。
高みを目指し成功するとは、それほどに謙虚さが必要なのだ。

自分を嫉妬なんかで汚してはいけない。それがなぜなのかは、仏教をあてはめた時、絶対にわかる。
修行みたいな過程で知る事なので、何事でもいいからTRYしろ、と成功者が言うのは本当にその通りだと思う。
こういう事をイヤでも学ばされますので。

「苦しいんですよ。それなのに何で嫉妬するんですか。苦しい事をみんな乗り越えようとするからその姿は輝くんですよ。
苦しい事をなんでやるのですかって?楽しいし、好きだし、嫌ではないからです。何もしなければ人生は川のように流れてはくれないことくらいならわかっている。だから前に進もうとしてるだけなんですよ。」

私は更にこう伝えましょう。

「私は他人を愛そうとすることがデフォルトなんです。文芸はうってつけなんです。配信者なら言葉で伝え続けることは更にたやすい。」

「それに、今の私があることはみんなが生きてきたおかげなんです。だから私も幸せなんです。自分が幸せ者であることはどんな時も、これからも動かないです。」

配信者としてあるべき姿の答えでした。推される仕事じゃねえぞ。

過去への手紙


過去の私へ送る手紙だ。
突然だが、未来とは見えないものである。
見えないからこそ、どうせなら光る方の未来にしたくて走り続けて来たんだよね。

だから、見てきたよ。私が光る未来を見たかったから頑張ってその未来へ行ってきたよ。
いつの間にか今の私なりの“頂上”に登ってたよ。
そりゃあスタートップライバーという本当の頂上には立っていない。なる力も持っていない。
それでもとりあえず限界値まで行ってきたよ。

ギフトも驚くほど沢山貰ったよ。落とし物も沢山したけどね。

だけどさ、いつの間にか頂上が嬉しいと感じる心より、“与えられるだけの苦しみ”が襲っていたよ。

要は、何だか私が欲しかったものとは違ったみたいなんだ。
苦しかったけど、みんなのおかげで登らせてもらって良かったよ。だって大事な事に気付かされたから。
とにかく諦めるより、あの時にこの未来が輝くものだと信じて目指して来てくれてありがとう。

過去の私へ未来の私より

あきらめた日々を覆していく 希薄で消えないイメージが
下り坂の先に見えたなら
それこそが希望という景色

[Alexandros]『todayyyyy』

人を導く存在となれ

宣言どおり初投稿からの総まとめになってしまった。
そんなわけで私はここまで上だけを目指してずっと長旅をしていたのだけれど、与えられるだけが苦しい。そしてあれっ?と思った事がひとつ、ある。

さっきから言ってる“頂上”っていうのはイベントも色々あるから統一された概念じゃないけど、登ったのは配信者として初めてじゃない。
二年前に、もう少し、今よりはゆるいはずのシステムの配信者ランクは存在していた。その時にも、最高ランクに到達した事はあった…よな?
あれ?出世しないとかブツブツ言うこともあったけど、そんな事に拘るなら私って初期に二回も1位獲ったことがなかったっけ?それってどうしてだったっけ?

“それってどうしてだったっけ?”


きっと私は
配信者としての使命と本当の幸せの定義を見落としてた。
満足しただけで通り過ぎたのだ。

何度も私に光を当ててくれた人々は私の何を見て勝たせてくれたんだろうね?

配信者いや“夢を照らす”本質がわかったいま、これからが、スタートだ。彼らに感謝している。

“現実”より成長したくて“挑戦”をして輝く“未来”を目指して動いた事は必ず成長に繋がってゆく。
人はどうして“輝く未来”が自動的にどこか遠くから来てくれると思うのだろう。
人はどうして暗いものを“過去”と“現在”にいつまでも留めておくのだろう。
ならば諦めるな、私が人を導け。

おわりに

長々お付き合いいただきました。
ここまで読んでくれてありがとうございます。

配信者はちやほやされて満足するな。
与えられるだけの存在ではない。
いつまでも同じ場所にいるな。
役目があることを忘れるな。
金と権力と名誉は死んだら何も無い。
ただの娯楽に使われるな。
己の使命を見つけろ。

人々に自らの言葉で、生き方で、魅せて、未来へ、『導け』。
多くの人が元々持っている輝きを取り戻せ、闇なら照らせ。
“諦めないこと”を伝え続けろ。


皆さんの趣味、職業、クリエイターとしての未来が輝くものとなることを祈ります。
きっかけになれたなら幸いです。

ただ与えられるだけの活動に満たされなくて自ら降りてきたひとりの配信者が半年、いや4年かけて見つけて来た真理なのだからなっ!!

さぁ、進め、茨の道でも。
(End.Thank You!SeeYou!)

"You can't be brave if you've only had wonderful things happen to you."
「いいことばかり起きていたら 勇敢にはなれない」

メアリー・タイラー・ムーア
(アメリカの女優)

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