気になった、あちらのサイエンスニュース【4/24】中国の都市部に迫る危機。
俺たちはふんいきで科学をやっている。
コーエー信者の私が気になった、海外のサイエンスニュースをクリップしています。
地盤沈下が進む中国の都市部。このままでは壊滅的な被害も。
イースト・アングリア大学(UEA)とバージニア工科大学は、中国全土の土地の動きに関する衛星データを分析しました。
それによると、調査対象となった82都市の都市部の45%で地盤沈下が進行していて、16%が年間10ミリ以上の割合で沈下していることが分かりました。
このまま事態が進行すると、海面上昇や自然災害に対する脆弱性を招き、2120年までに5,500万人から1億2,800万人の住民に、壊滅的な被害をもたらす可能性があると警告しています。
また、この地盤沈下の主な原因は地下水のくみ上げで、土地の自然な上下動よりもはるかに影響が大きいようです。
一方で大阪や東京では、1970年代に地下水の取水が中止されたことで、地盤沈下が止まったか、大幅に減少するという成果を挙げており、研究者は中国政府に日本と同様の対応を採ることを推奨しています。
人間の脳が少しずつ大きくなっていることが、新たな研究で判明。
UC Davis Healthの研究者が行った最近の研究によると、人間の脳は少しずつ大型化しているようです。研究によると、1970年代生まれの人は、1930年代生まれの人に比べて、脳の体積が6.6%、脳の表面積が15%近く大きかったということ。
研究者らは、脳が大きくなることで脳の予備能が高まり、加齢に伴う認知症のリスクが全体的に低下する可能性があると仮定しています。
アメリカでは高齢化が進み、認知症の「患者数」は増加していますが、アルツハイマー病の「罹患率」は減少しています。以前の研究では、1970年代から10年ごとに認知症の発症率が20%減少しているようです。
そしてその要因は、脳の大型化にあるかもしれない、研究者は考えています。
NASAの次世代ソーラーセイルが、ついにテイクオフ。
こちらでも取り上げた、NASAの次世代ソーラーセイルが、ニュージーランド時間4月24日午前10時33分、ニュージーランドのマーヒアにあるロケットラボの発射場第1射点から離陸しました。
太陽から発せられる光子をセイルに当てて、その圧力を推進力として利用するソーラーセイル。
現在ソーラーセイルは、電子レンジほどの小さな体に大きな期待を乗せて、地球低軌道に向かっており、新素材の軽量型コンポジットブームをテストが予定されています。
第一目標は、新しいブーム展開の実証に成功すること。さらに展開後のセイルの性能検証も期待されています。
宇宙旅行の未来への強力な第一歩が踏み出されようとしています。
注意:ふんいきで書いてます。
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