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竜の鱗で焼いたステーキ
スーパーで半額になってた
竜の鱗で焼いたステーキ
を買ってきた
猿酒(乙類)も一緒に
何の肉か分からないが
とても美味しい
なんでも
竜の鱗は熱伝導の加減で
やんわり火が通る だとか
鱗に含まれる旨味成分が
溶け出て素材に移るので
下味だけで十分 だとか
仕込んだ猿に
甕で作らせている だとか
そんな事は別にどうでもよくて
その鱗が
自然に剥がれ落ちたもの
だったらいいな
などと
猿酒で少し酔った頭で
考えている
(そういえば調査捕竜ってまだやってるんだよな)
先月から焦がれた
雨の音を聞きながら
この世界には竜の肉を食べるとごく短期間、竜の力(雨を降らせるなど)が宿るという伝説があります
創作お題
— みかんの短編部屋 (@mikansyashin) August 18, 2023
「竜の鱗で焼いたステーキ」#短編#詩#短歌#みかんの短編部屋お題
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