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2019買ったり読んだり積んだりした本

スルメのように同じ本を繰り返し読むタイプなので、量も範囲も狭小住宅ですけど、プロフィール代わりにhontoの履歴(と、朧気な記憶)から、脳内構造の設計資材をおいておきます。
※ネタバレ配慮はあんまりしません

・白銀の墟玄の月(小野不由美)
18年(!)待ってたやつ!!
気付いたら18年経ってた、ちょっと信じられない。李斎が古参家臣と自分を比べる様子、なんだか身に覚えがある気がした。泰麒がとけた瞬間はその場で何度も読み返した。血脈に、魂が震えて、喘いだ。

・迷宮回廊 1~4(神谷悠)
 大好きな迷宮シリーズの続刊!先生が産休入られてからちょっとご無沙汰してたので年末にまとめ買い。
柱の近況報告で神谷先生のとこのお子さんがぐんぐん育っていくのを拝見すると、親戚のおばちゃんメンタルでニコニコしちゃう。お元気そうで、何よりです!
 いつか迷宮シリーズが実写化したら(先生の希望とは異なるけれど)山田くん役は絶対、菅沼翔也さんを配役してほしい。でも白衣も似合う(というか実習で着慣れてる)から、きれいめの薄い茶髪にして京ちゃん役をキリリとこなしてほしい気持ちもある。山田君のように健やかに笑う菅沼翔也という役者が、微笑みの温度・絶対零度の(でも心は誰よりも優しい)京ちゃんをやるというギャップの激しい演技をみてみたいじゃないですかー!

・薔薇貴公子 ─京&一平シリーズ特別編─(神谷悠)
千世さんの芯の強さと、千世さんの不器用なやさしさを受け止めてくれるタケシさんのお互い愛の深さに、夫婦厨感極まる。愛の深さを孫の京ちゃんに指摘されて照れる千世さんがいじらしい。

・女王と海賊の披露宴 海賊と女王の航宙記(茅田砂胡)
やっとでたー!!披露宴の文庫収録待ってた!!あと物騒なハネムーンも読めてうれしい~!怪獣夫婦大好き~!!

・砂の下の調べ(今市子)
・旅人の樹(今市子)
・枯れ野の花嫁(今市子)
・北の皇子と南の魚(今市子)
・月影の長城(今市子)

今市子先生の岸辺の唄シリーズ。
紙の書籍で揃えてたんだけどしばらくチェックしないうちにめっちゃたまってて、電子書籍で年末に片っ端から買った。大満足。
扉絵のカラーイラストの精緻さと美しさよ!!!いつの間にかエンにも子どもがおり驚き戦いた。

・無名仮名人名簿(向田邦子)
推しが読んでたので読んだ。
小気味よいテンポ、なるほど向田邦子!

・彼女に関する十二章(中島京子)
ちょうどあいちトリエンナーレの時期に積ん読から取り出してよんだら『ふいに天使の翼を捨てて』と出てきたからロミオじゃん!!!って驚いた。積ん読の本を、このロミオ開催時期に読んでしまう偶然性に興奮した。


・スカーレット・ウィザード外伝 - 天使が降りた夜(茅田砂胡)
いや、紙でももってるんですけどもね。どうしても出先で読みたくなっちゃって電子書籍版を即購入しましたよね。大好き。
作中のケリーのことば『死んだものにいつまでもこだわっても仕方がない。思い出は胸にしまって、時々は懐かしく取り出して、普段は忘れているに限る。』に、ビートルズのIn My Lifeを思い出してしまった。それでもわたしは常にあなたの今でありたい。そういう気持ち。


・彗星の孤独(寺尾紗穂)
私とそれほど年齢のかわらない方の、解釈の仕方が染み入るように入ってきた。細かい都道府県別のミニコラムはまだ全制覇してない。
読んだ方でオススメ章あったらオススメください!

・あずかりやさん 彼女の青い鳥 (大山淳子)
これ!これ!!
店主の主人公と、それをとりまく物の心が見られる。「人の心がない」といわれがちな私にとって、人の心を見直す良い機会。やさしさの中に自分を大切にするための心構えがかいてある。

・真書太閤記(坂口安吾)
坂口安吾のは読んだことなかった……!!
途中、そら桶狭間向かうんだからそりゃそうでしょと分かっていながらも「菅沼氏」という一族が現れるとどきどきしてしまう。

・ツアー1989(中島京子)
まいごツアー、真偽の程は如何に??!

・ビートルズはここで生まれた 聖地巡礼 from London to Liverpool(藤本国彦)
推しが好きなもののことを知りたくて買った本。私もビートルズ聖地巡りした感じ!

・長いお別れ(中島京子)
これは映画館で実写化されたのを先に見たんだけど、なかなか難しいですね。表現が。きっと小説の方が、わたしには理解しやすかろうと買ってはみたものの、後半ちょっと積ん読気味。


・あしたも、こはるびより。(つばた 英子, つばた しゅういち)
・ひでこさんのたからもの。(つばた 英子, つばた しゅういち)
・きのう、きょう、あした。(つばた 英子, つばた しゅういち)

これは映画『人生フルーツ』にでてくるご夫婦のその後のお話。これから先、1人で生きて行くであろう私の、ちゃんと生活をするためのバイブルになるのかもしれない。
旦那さんが儚くなられた後に刊行されるほんもすべて、英子さんとしゅういちさんの共著の体裁をとっているところが好き。

・こころ(夏目漱石)
いや、いまさらながら読み直したんですよ。すっかり忘れていて。おいKお前~~~!!


・あやかし緋扇~時を越えた想い~(宇津田晴)
・拝み屋カフェ 巡縁堂(宇津田晴)

最近刊行が少なくてションモリしている…宇津田さんの少女小説。
女の子がひたむきにがんばっている姿をラブコメディでかいてあるので、主人公の好感度が高い!最終的にハッピーエンドが待ってるとわかりながら読める。頭を使わず楽しく読めて大好き。

・ダウト!!(和泉かねよし)
学生時代に手を出さなかった本。同作者の別作品とかめっちゃ好きなのにね。10年?20年?まえの女子高生状況がそのままに収録されていてわらっちゃった。黒歴史の幕が上がる……ヤメテーッ!!

・日本発酵紀行(小倉ヒラク)
味噌!愛知の味噌のページまずみよ!!
話はそれからだ!!

・ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。(幡野 広志)
いろんな知見を得た。

・吸血鬼すぐ死ぬ(盆ノ木至) 11~14
頭を使わず勢いのあるギャグに身を投じたい時もある。

・デルフィニア戦記公式ガイドブック 2
よんだというか、つまみよみをしている。書き下ろしと、先生の対談。舞台化した折の佃井皆美さんのリィはほんもののリィだった。ほんとによかった。

・小野不由美「ゴーストハント」読本
買っただけで満足して中味はチラチラ読み。

・非リア王(カレー沢薫)
・アルテイシアの夜の女子会

カレー沢薫先生の流れで買ってつんである。

・名古屋の酒場(大竹 敏之)
パラパラと知ってる店から知らない店までめくるたびにいかなきゃ!とおもってる。誰か誘って~!(🍶のバイブル)

・しいたけ.の12星座占い 過去から読むあなたの運勢(しいたけ.)
DLしたはずなのにどっかへしまいこんでしまった。


以上、買って読んだ本のリストでした。
2019年より前に持ってる大好きな本たちも都度都度読み返しているの、そう、何度でも。

トリエンナーレの夜間公開(18時以降に芸文があいている日があった)の時なんかはまさに、クラッシュブレイズ『夜の展覧会(茅田砂胡)』を読んで、実際に体験している気持ち。
美術館の絵に飾られた人が、目の前に実体を伴って、あまつさえ言葉を交わしているという状況が、文章ではなく、現実に起こっているという事実に密やかに感動した。すごい。こんなことってあるんだなぁ…!

あとはね、冨樫義博の『レベルE』
もう世界観がめちゃくちゃの好きで枕元に置いてある。いつでも読み返しちゃう。

好きな本はもっとあるんですけど、本棚いっばいで出して来られない物が多々!なんとかして何度でも読み返したいものです。

以上、あいさつ代わりの2019読書歴でした。
疑問オススメ等々あればコメント欄に✏️お待ちしてます。

あとhontoほんとマジでめちゃ楽。書店で買っても提携書店なら自動で購入履歴に反映してくれてるの、ほんと助かる!


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