Netflix「赤ちゃんを科学する」で赤ちゃんが夜通し寝る方法はわかるのか
発達を科学する
なぜかNetflixがテラハの次に薦めてきた番組がこれだ。新メンバーのベンチャー社長にドン引きしていたせいで、呆然としながら観はじめたところとても興味深い内容だった。
番組の説明を抜粋する。
3年間にわたって撮影された「赤ちゃんを科学する」は、世界中の優れた科学者による先駆的な研究を通して、乳児が生まれて最初の1年間にどれほど驚異的な発達を遂げるのかを探る、画期的なシリーズです。
この通り全6回それぞれにスキンシップ、言語、食事、睡眠、歩行などのテーマがあり、毎回2,3人の科学者が登場する。そして実験と分析を通じて赤ちゃんの成長に関する新事実を紹介していくのだ。
夜通し赤ちゃんが寝てくれる方法
中でも「睡眠」の回は注目だ。子育てで一番きついのが「睡眠不足」というのはよく聞く。赤ちゃんが夜通し寝てくれる方法があればお金を払ってでも知りたい。Netflix(しかもベーシック)の会費で済むなら安いものだ。
数百人の赤ちゃんの1日の睡眠、授乳のパターンを月齢ごとに分析すると、月齢が高い赤ちゃんほど規則的な睡眠パターンが現れ、夜通し寝るようになるという。しかしそれにかかる期間は、、
生まれつき備わった能力
番組の趣旨は便利なノウハウ紹介ではないんだ。睡眠パターンが出来上がるまでは待つしかないのだ。みんな一緒なのだ。がんばろう。
では何がわかるのかというと、赤ちゃんにそもそも備わっている能力や発達の推移である。
生後数週間の赤ちゃんを水に浮かせればハイハイの動きが可能だし、縦に支えながらウォーキングマシンにのせれば歩行に必要な運動パターンの半分が生まれつき備わっていることがわかる。
母子手帳に書かれた成長曲線はなめらかな二次曲線だけれど、毎日実際に身長を記録すると身長は徐々に伸びるのではなく、一時的に成長することがわかる。グラフはもっと直線的になる。
これらの分析結果が実験風景をかなりじっくりとみせながら紹介される。仕事柄、データを扱うことが多いので自身の仮説が証明される瞬間の喜びはよくわかる。そのため科学者は実験中も目を輝かせているのだ。(奇抜な実験でも親があまり心配そうじゃないのも安心して観られた。)
1年でどれくらい成長するのか
他にもおもしろいところとして、番組では赤ちゃんが生まれて、ミルクを飲み、離乳食がはじまり、ハイハイをして、言葉を話し、歩きだす、そのおおよそ1年の流れで構成されるいる。(おまけに、同じ赤ちゃんが継続して登場する。)
なので子育て初心者にも自然と成長フローを理解することができたのは大きな収穫だった。
その他、Netflixのすきな番組
一時期、Netflixで何を観ても全裸監督を推してきたときは憂鬱だったけれど今回のレコメンドは当たりだった。
ちなみにわたしが一番すきなNetflixオリジナルの番組はクィア・アイです。