初診〜治療方針が決まるまで
7/19(金)
近所の呼吸器内科クリニックを受診
レントゲンと血液検査の結果
肺癌の可能性があるということで
大きな病院へ予約をとって頂く
まさかこの咳の原因が癌だとは
微塵も考えていなかった
先生のお話をお聞きしながら
今や、2人に1人が癌になる時代
私がかかることもあるんだろうな・・・
いつかは迎えるはずの死までの残り時間は
少ないんだろうか…?
残り時間はどのくらいなんだろう?と
漠然と考えていた
癌の知識がほぼなく
色んな不安が
次から次へぐるぐると…巡っていた
その晩
お風呂に入った時に
長い間、ずっと頑張ってくれていた自分の身体に
「今まで本当にありがとね」と感謝の気持ちと
「検診にも行かず、大切にしてあげなくて申し訳なかった…」と謝ったことを記憶している
大泣きすることもなくて
ただ一度
いつも見ているはずの景色が
綺麗だなあ…と心に染み入って
涙があふれたことがあったな…
なんだか意外に
冷静な自分が不思議だった
翌週
紹介状を持って
地域にある総合病院へ
主人に付き添ってもらい行った
7/24(水)呼吸器外科受診 CT撮影
7/25(木)呼吸器内科受診 血液検査
担当となったY先生が1日でも早い方がいいので!と検査の予約を次々と入れて下さり
7/26(金)PET
7/31(水)MRI
8/2-3(土)気管支鏡検査入院
8/2の検査終了後
ここまでの検査結果から
・右下葉肺腺癌ステージⅣBの疑い
という説明を受けた
/2の遺伝子検査の結果がでるのに
10日〜2週間の時間がかかるということで
次回診察8/16に治療方針を決めましょう〜
ということになった
その日、歯科でレントゲンを撮ったところ
奥歯の根っこの辺りが、怪しい(化膿してる)ので
癌治療の前に抜歯せねばならないそうで
8/8(木)歯科受診…抜歯
8/16(金)呼吸器内科受診
Y先生から今の癌の状態と
これからの治療方針をお聞きした
右肺に52mm程の腫瘍があり
両側肺内結節/両側副腎/脊椎/肋骨/肝臓/頸部/鎖骨上/縦隔リンパ節に転移を疑う…そして脳にも転移
放射線とか抗癌剤投与するのかな?と思っていたら
私の状態だと、化学療法の1択とのこと
遺伝子検査は全て陰性
化学療法とは
「殺細胞性抗癌剤」とよばれる
癌の細胞も攻撃するけど
普通の細胞も攻撃してしまう薬で
副作用がかなり辛そうなイメージ…
その程度の知識しか持ってなかった
ところが今は
2000年ごろ〜「分子標的薬」が登場し
「免疫チェックポイント阻害薬」が
2015年にオプジーボ、2016年にキイトルーダが承認されている
遺伝子検査で該当するものがあれば「分子標的薬」が使えたのだか、残念ながら全て陰性
免疫チェックポイント阻害薬であるキイトルーダと殺細胞性抗癌薬:ペメトレキセド+カルボプラチンで、治療することになった
「もし、納得いかず2ndオピニオンを…とお考えでしたら資料は用意しますよ」とY先生が話され
「いえ、1日も早く治療をお願いします」と
答えながらも
薬に対して恐怖感マックスだった
抗癌剤を身体の中に入れることが
とっても怖かった
「免疫チェックポイント阻害薬」の存在は
初めて知った
自分の持つ免疫細胞が癌細胞を攻撃するように
仕向けてくれる薬
日頃から腸を整えることで免疫力!⤴️を心がけていた私は、希望を感じていた
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?