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カレー粉とカレールーとか
勉強
言語
子育ての風景
小学生の時、お使いを頼まれた。
すぐ近所の小さな食料品店でカレー粉を買ってきて、と。
うん、カレー粉ね ♪
そこでお店に行って
カレー粉ください、と言うと赤い小さな缶を渡された。
あれれー?
こんなに小さいの?
こんなに小さかったら足りないよー
と思って
もっと大きいのがいいんですけど
ウチは家族が多いから
もちろん、すぐ近所のお店だからウチのことはよくわかっている。
これで大丈夫なはずだけど
ほら、13皿分(多分)ってあるし
えー
だけどだけど、こんなちょっと?
いつもおナベにもっとたくさん入れてるよ?
と言って
お店の人は(しかたなく)もっと大きい缶を持ってきてくれた。
それでも私はまだ足りないと思ったが
お店の人に、これが一番大きいよ、と言われて
不承不承家に帰ると
あらっ、こんな大きいの買ってきたの!?
だって、いつもたくさん入れてるっしょ?
そしてわかったのが
私がカレー粉とカレールーを混同していた、という事だった。
カレー粉と思っていたのは固形のカレールーで
ナベにたくさん入れていたのはこちらだったのである。
私が買ってきたカレー粉の大きな缶を見て
使い切る前に湿気ってしまわないかと親は思ったに違いない。
うーん、子どもであった。
ちなみに
今現在のカレー粉の缶を見たら(○○皿分)という表記は無くなっている。
カレー粉でイチから作るのはすでに主流では無いのだ。
そして同じ頃、また別の似たようなことがあった。
それはココアである。
子どもの頃、よくココアを入れて飲んでいた。
ココアの粉をカップに入れてお湯を注いで出来上がり、だったのだが
ある日、いつものココアの箱が無かったので
兄たちが飲んでいる方のココアを使おうと
金色の小さな茶筒型の缶を開けてみると
粉の様子が何だか違って、色が濃いしナンか固まってるしとは思ったものの
いつものように小さなスプーンでココアの粉をカップに入れて
お湯を注いだら、ダマになってなかなか溶けない。
よくよくかき混ぜてやっと溶けたので飲んだら
苦い…
いつもの甘いココアの味がしないので、台所へ行って砂糖を足した
のだが、それでも苦いし、色がいつもよりずっと黒い…
砂糖を足してはまだ苦い・まだ苦いと砂糖を足していたら
そこに兄が来て
え、お前、これ使ったのか?
うわ、ドロドロだあ!
それで兄に、いつものようにスプーンで山3杯入れたと言ったら
あー、お前なあ、これはココアの粉だからスプーンに軽く1杯でいいの。
あと砂糖と、お前だったらクリープ入れるの。
私がいつも飲んでいたのは
ココアパウダーと砂糖とミルクが混ざったココアミックスだったのである。
砂糖とミルクの顆粒でかさばっているからスプーンに山3杯だったのだ。
その後、兄に影響されて
ココアパウダーと砂糖と牛乳とバターを使って
本格的にナベで作るココアにハマっていった。
今思えば、あれはヴァン・ホーテンのココア缶だったなあ。
(あのデザインはすごく好き)
その後
夫の実家でコーヒー粉をインスタントコーヒーと間違えて
直接カップに入れてお湯を入れてしまったこともあったが
まあ、以下同文な間違いであった。