むかごの季節
今年も庭で「むかご」が採れたので、むかごご飯にした。
子どもの頃から時々だが食べていたので
むかごというのは山芋のツルに付くアレだとずうっと思っていたが
改めて「むかご」とはなんぞ?と調べてみると
養分を貯蔵して太った肉芽のことで
実でも種でもないが、親から離れて成長できる
地上部にできるイモとか球根、的な?
山芋のむかごは葉の付け根にある脇芽の枝の部分に養分を蓄えることで形成される
個体の一部が離れて無性的に新たな個体を作れる
ということは要するにクローンじゃん ♪
実は
むかごはユリにもあって、葉の付け根に付いている黒い丸いものがそれだ。
昔はよく目にしたが最近はほとんど見ない。
むかごのあるユリはオニユリで、日本のオニユリはすべて3倍体なので(!)
(あ、ヒガンバナと同じだ!)
種は出来ず、繁殖はもっぱらむかごによる、のだと。
最近見ないのは、今どきはユリと言えば洋種のカサブランカの仲間だから?
ちなみに
今回手が届かないところに見つけたので、ちょと木をゆすってみたら
ばらばらと落ちてきてあわてた。
零余子(むかご)と書く通り、熟すとちょっとのことで落ちるのだ。
「零」 には零点のゼロの意味の他に「落ちる」「花などがしぼみ落ちる」
という意味があってな。
零点だから落ちるんだね。(違
こんなに簡単に落ちるならカサで受ければよかったと思ったがもう遅い。
「零」には雨がしとしとと降る意味もあるから雨にはカサですな。
しょうがないから拾いましたがな。
ちなみに
むかごご飯はおいしうございました。
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