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#35.お散歩で「歩かない」ワンちゃん、どうする?②
さて、今回は前回の「お散歩で歩かないワンちゃんどうする?」の続きになります!
ワンちゃん自身の身体には異常がない、外部の刺激に対して反応して、動かなくなっている場合は、
まずはその原因を探しましょう。
大きな音や見慣れぬもの、動き、匂い、風など・・・・時に犬たちは、私たちが普段意識もしないものに興奮したり、怯えて動けなくなってしまうこともあります。
その「原因」を特定することができたら、
その場を行きたい方向と逆戻りをして、「原因」を遠ざけます。
その「原因」にどこまで近づいたら「動けなく」なるのかを把握しておくと、避けることも容易ですし、そのあと「怖いもの」や「興奮させるもの」に「慣らす、平常心を保つ練習」をすることもできるようになります。
また、その「原因」が特定の条件の場合もあります。
一例をあげると、私の生徒さんのワンちゃんは、ある時からある条件の時にはお散歩に行くのを嫌がるようになりました。
正確に言うと、意気揚々と施設から出ていくものの、5メートルくらいいくと、もう帰りたい!と歩かなくなるのです。
実は、15時になると、私のお仕事のヘルプをしてくれるアシスタントさんが来るのですが、彼女の仕事はワンちゃんたちの帰りの準備やお掃除です。
その中で、その日のレッスンで余ったおやつを纏めて器に入れて、ワンちゃんたちにあげる、という工程があるのです。
そのワンちゃんは、彼女が来たらおやつがもらえることを理解して、彼女が来ると、お散歩よりもおやつの時間だ!という条件付けが発生してしまうことを、私はすぐに発見しました。
これは面白い条件付けの学習だな~と思って、
私はそのワンちゃんには、おやつをあげず、私が散歩の後に自らあげるように切り替えました。
するとその子は新しい条件をすぐに察知して、元のようにお散歩に行くようになりました。
こんな風に犬は、
特定の条件付けや、ルールを勝手に決めていることがあります。
その場合には、その条件やルールを少し変えてやることで、スムーズな流れになることもあります。
ワンちゃんが立ち止まって、歩かなくなってしまったとき。
何がそうさせているのかを、冷静に判断してみましょう。
なだめたり、叱ったり、イライラしたり、おやつで釣っても、問題解決はなかなかしません。
また、「わがままで立ち止まる」ケースもありますよね。
小型犬の場合が特に多いような気がしますが、「わがままで立ち止まる」場合には、何かを訴えるように飼主さんの顔をじ~っと見てることが多いです。
そして、そのようなワンちゃんの場合には、そこに至るまでの経緯で「梃子でも動かない」戦法を身に着けています。
この戦法を習得したワンちゃんは亀のようにうずくまって「絶対動かないぞ」という気合を見せるのですが、こうなるまでにはそれなりの期間の学習経験があるはずなのです。
ですから本来は、こうなる前に
「一緒に歩くと楽しい」ことを教えていくことが望ましいと思います。
まあ、誰かに多大な迷惑をかけるわけでければ、「お散歩ストライキ」は気長に付き合って別の道を歩いたり、ルートではなく時間を決めてお散歩する、という事もいいと思います。
立ち止まってしまったワンちゃんを、
「絶対に歩かせてやる!」なんて気合をいれて
「犬と喧嘩」はしないようにしましょうね。
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