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思い出のユニバーシアード神戸大会

世界中からアスリートが集まって、連日熱い戦いを繰り広げる、と言えば、今まさに東京で行われているオリンピックですが、それを大学生だけでやるのがユニバーシアード。知らない人も結構いるかも?

1985年、私が大学一回生だった頃、神戸で開催されたユニバーシアード。地元の大学生がボランティやアルバイトで様々に関わりました。英文科学生ながら通訳までの自信がなかった私は、アルバイトとして選手食堂前の売店で働きました。

毎日、食事に来る選手を遠目に見ながら、お土産品などを売りながら、帰りの電車などで選手達と少し話したり、会場の国際的な雰囲気を楽しみました。

当時既にトップ選手だった鈴木大地さんや高野進さんなど、間近で見てはワクワクして、その後の活躍もずっと応援したものです。

思えばあの時の各国の人間が入り混じって和気あいあいと過ごす日々の楽しさが、その後も英語で海外と関わる仕事をする理由になったのかもしれません。

今回、多くのスタッフやボランティアが、予定した活動が出来なかったであろうと思われます。チケットを持っていた人も含めて、ただただテレビで応援するだけになり、多くのトラブルや不祥事と共に、苦い思い(と膨大な赤字)が残されることも避けられないでしょう。残念すぎますが。

ユニバーシアードは商業化、オリンピック金脈、勝利至上主義などとは違う、素朴さが魅力だったかもしれません。

あの時大学生だった私たちも、今や大学生の親世代。あの時熱烈応援していた棒高跳び選手の息子さんが、オリンピックに出場です!

なんて言うか、あ、人生って繋がってる、そんな不思議な気持ちになる、36年後のトーキョーオリンピックです。

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