「太る努力」について考える
岡田斗司夫氏がYoutubeや書籍などで度々「ダイエットで大切なのは『太る努力』をやめること」という発信をされることがある。
レコーディングダイエットを始める前に動画を見たり書籍を読んだりしたのだけれど、この『太る努力』という感覚がいまいちわからなかった。
どうしたら無理なく継続できるかという方法を探り続けることがダイエットにおいて大切なのだから太る方法を採るのは「努力」でなく「サボり」だろうと思っていたし、「太る努力とは例えばこういうことだ」みたいに具体例が示されていなかったからだ。
でも、初めて数か月経って改めて自分のことを振り返るとようやく腑に落ちたので、今回は『太る努力』の例を挙げ、『太る努力』をやめる方法について思ったことを綴っていこうと思う。
まず、太る努力だと思われる行動とそのときの心理を2例挙げる。
例1)
バイキングで食べ過ぎる。
払った分の元を取ろうとするどころかより多く食べて得しようとする心理が働いてしまうせいで食べ過ぎてしまう。
後で「食べ過ぎて苦しくなって動けなくなって太って食べ過ぎたことを後悔する」というのがわかっているにもかかわらず。
例2)
パッケージを開封した菓子パンなどを一度に食べ切ってしまう。
開封したらすぐ食べないと腐ったり状態が悪くなったりするので食べきってしまわなければならないと思ってつい食べてしまう。
また、残すのはもったいないとか捨てたり誰かに譲ったりするのは損だとか考えてすべて食べてしまう。
この2つの例を端的に言い換えるとどんな努力をしているかが見えてくる。
例1)→ 食べ放題を利用して得しようとする努力
例2)→ 「食べないことによる損」をしない努力
例1)については食べ放題・飲み放題の状態を作る努力をやめることが大切だし、例2)については何等分かして一度に食べきる努力をやめることが大切といえる。また、人に譲れる状況であれば、人にあげることも考えたほうが良い。
行動とその時の心理をたどったことで「太る努力」の意味が理解できた。