夏アニメでイチ推しは「女子高生の無駄使い」
7月~9月の夏アニメが終わった。noteにかまけたせいで、最後までみたのは6作品にとどまった。結論から言うと
ジャンプ強し!
というのが総括となる。6作品のうち「鬼滅の刃」「Dr.storn」「彼方のアストラ」いづれもジャンプ掲載のモノだからだ。
今期の覇権アニメは鬼滅ということでほぼ異論はないだろうが、那田蜘蛛山の神回連発が終わって、まったりパートに入ると、Dr.はマグマとの決闘で盛り上がり、アストラも大団円になるという。恐るべきジャンプのクライマックスバトンリレーがこれまた秀逸だった。
そしてDr.は二シーズン目に入り、恐らく秋アニメの覇権争いの主役となる。ジャンプは、ワンピースとかブラッククローバーとか鉄板枠も別に抱えてるわけで、全く凄い雑誌である。
鬼滅については、最終話に鬼企業のパワハラとリストラをぶち込んできたのが驚きだった。漫画を読んでるから、リストラやりすぎて回らなくなった未来を知っている。無惨様ほんとにダメリーダーだなぁと。
さて、その他で最後まで見たあと3つは「ダンベル何キロ持てる?」「ソウナンデスカ」「女子高生の無駄使い」だ。いわゆるブラックホール枠。
カミさんは筋トレマニアだからダンベルを喜んだ。が、僕としてはこの3つ中ではランク一つ劣るかなぁ。
序盤は意外性に満ちていたが、中盤以降ネタ切れ感。これは「はたらく細胞」もそうだった。斬新な設定というのは展開の広がりに欠ける傾向がある。
「ソウナンデスカ」は女子高生の無人島漂流モノ。アウトドア好きにはたまらない。15分アニメで展開早目なのも良かった。
「女子高生の無駄使い」は日常系のコメディだが、近年、このゾーンは佳作揃いである。「あそびあそばせ」「ちおちゃんの通学路」など、笑えるし、書く事の勉強にもなる。note書く人は見るべき。
どれも、日常を切り取って、面白い視点で観察している。もちろんフィクションだからデフォルメされているが、着眼点や心理描写さえ面白ければ「地球がヤバい」に比べれば、取るに足らない事実でも、興味深いものとなる。
さて「女子高生の無駄使い」メインの登場人物のアダ名が、バカ、ヲタ、ロボ、と、ここからして秀逸な選択だし、台詞、構成、非の打ち所がない。
内容的には、男子高校生が同じような話でもアリなんだろうが、イケメンがやれば下品になるし、ブサメンだと洒落にならない。また、女子高生にやらせれば腐女子たちの共感も掴めよう。
まあ、王道系のアニメは、様々ななリコメンドがあるだろうから、僕としては「女子高生の無駄使い」これを今期の推しアニメとしたい。
夏アニメは、この他にもヴィンランド・サガや、ガンダムのオリジンもちょいちよい見たし、定番の異世界転生モノではソードアート・オンラインを筆頭に、全話は見てないがまあまあだった。
からかい上手の高木さん2期や、シンフォギア5期など人気作はカミさんに言わせるとイマイチだそうだ。僕は見とらん。
全体的には、秀作が多かったと思われる。
秋アニメは、「Dr.storn」を軸に、「Fateのバビロニア」と「トクナナ」に注目しているが、ブラックホール枠で「旗揚げけものみち」「アフリカのサラリーマン」そして、ついにきた!「魔入りました。入間くん」楽しみである。
noteは真面目な本のレビューはいっぱいあるが、アニメは少ない!
いつもお世話になっているシウさんのレビューを貼り付けておくので、是非ご覧下さい。