梅林に散策へ
梅が好き。
子どもの頃は桜が好きだったけど、大人になった今は梅の方が好きだ。
素朴で上品だけどしっかり華やかさもある梅。
まっすぐ伸びた枝にちょんちょんと付く蕾がかわいい。
毎年二月くらいになると、蕾がふくらみ咲きはじめ、ご近所の梅を眺めるのが定番となっていた。
今まで梅林には行ったことがなく、今年こそは!と意気込んではいたけれど、2月は天候やタイミングが合わず行けずじまい。
3月に入り、ようやく休みが合い、念願の梅林へ。
今日だって小雨が降っていい天気とは言えないけれど、梅の時期ももう終わってしまうし、最近お出掛けもしてなかったので、ちょうど良い機会だと思い行ってみた。
場所は湯河原の幕山公園。
梅を見ながらハイキングができる名所だ。
湯河原駅を降りて、幕山公園行きのバスに乗る。
梅の時期は臨時バスが出ていて、車を運転できない自分にはとてもありがたいのです。
タイミングよくバスに乗れ、ぐんぐん幕山公園に向かうこと15分。
おお〜!山だ!山が近い。
山が近いと自然のエネルギーをダイレクトに感じられる。
都会や住宅地にはない空気感。
草木や土の香り、自然の匂い。
それだけで遥々山まで来た甲斐があった。
肝心の梅はというと、もう見頃は過ぎていて、ほとんど散ってしまっている。
一部咲いている梅もあるが、本当に少しだ。
山の斜面一面に梅がうわっている、自然の地形を生かした梅林だ。
4000本もあるらしい。
その梅の木の間を縫いながら道ができているので、足元に気をつけながら歩く。
いろんな種類の梅が咲いている。
見頃の時期に来ていたら、本当に綺麗だっただろうなぁと思いつつ、ほとんど花をつけてない枝たちを見てまわる。
とはいえ、よく見るとまだ咲いている梅もある。
白梅、紅梅、黄梅、枝垂れ梅…
花が咲き終わったら実がつくのかな、なんて考えつつ梅を見て回る。
一重の梅もシンプルな可愛さだが、八重の梅もふわふわと素敵だ。
小さい花なのに、まるでドレスみたいな麗しさがある。
いずれは庭に梅の木を植えたいなと考えている。
そうすれば毎日お花見ができるし、成長を見守る楽しみもある。
来年は見頃の時期に来れるようにしようと決意し、幕山公園を後にした。
次回来るときはハイキングもしたいな。
山登りして梅を見て、梅干しおむすびを食す。
なんて最高なんだろう。
絶対にそうしよう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?