温度感のある文章を書きたい
キャリアスクール(SHElikes)で「私がライティングを学ぶ理由」を書くという課題があり、そのときに書いた文章です。
新たな可能性を手に入れた
新卒で入社した会社を2ヶ月前に退職した。
自分が好きなインテリアに関わる仕事、自由にチャレンジできる社風、穏やかで温かい人たち、自然豊かな土地、そんな好条件な仕事環境を自ら手放したのは、社会人5年目になり、漠然とした不安、どこか物足りなさや窮屈な気持ちがあったからだ。
さまざまな悩みを堂々巡りしたのち、
”手放すことで新たな可能性が手に入れられる”
そう唱えつつ思い切って踏み出した一歩だった。
自己流のスキルをSHElikesで答え合わせしたい
仕事を辞めた私は、SHElikes(シーライクス)を始めた。
販促物作成やホームページ運営、SNS運用などを担当していたため、基礎的なデザイン知識はあるし、デザインソフトも使える。社員インタビューやお客様の声をまとめて文章を書くこともあった。
しかし、WEBデザインやライティングの専門知識がある人が周りにおらず手探りで突き進んできたため、自分のやり方があっているのか不安だった。だから、SHElikesで答え合わせをしたいというのが受講を始めた理由の一つだ。
その中でも基礎部分からしっかり学びたいと思っているのがライティングである。ライティングをはじめとし、デザインやマーケティングなどを改めて基礎から学び直し、スキルアップを図ることで、WEBデザインや印刷物のデザインを軸にしたフリーランスデザイナーとして活動していくことも考えている。
100%を伝えたいのに伝えられないもどかしさ
前職は家具メーカーだったため、職人が一つ一つ丁寧に仕上げた家具の良さを、”写真や動画、文章を用いていかに伝えるか” というのが私の仕事だった。しかし、『シンプルで洗練されたデザイン』『職人が心をこめて作っています』『永く使える家具』と、どうしてもありきたりな表現になってしまう。
「実物に座ってもらえたら、この椅子の素晴らしさがもっと伝わるのに」
といつも悩んでいた。
文章にすると伝えたい内容の半分、それ以下も伝わらなかった。
情景が思い浮かぶ文章が書きたい
100%を伝えるために、まずはさまざまな表現に触れてみようと思い、最近読書をはじめた。江國香織さんにハマり始めている。江國さんの文章は、端的でありながら繊細な言葉選びがされていて、自然と情景が細かく思い浮かぶ。温かい気持ちになったり切ない気持ちになったり、引きこまれる文章だ。
温度感のある文章を目指して
人に良いもの、素敵なもの、楽しかったこと、感動したことなどを紹介するとき、”自分が感じた感情や目にした情景をそっくりそのまま伝えられたら” と思う。それはお仕事で商品のバナーやカタログを作るときはもちろん、楽しかったことを誰かと共有するときにもだ。
伝えたいことを100%で伝えるために、薄っぺらい文章ではなく、手触りや匂い、温度感があるような文章を書けるようになりたい。
これが私がライティングを勉強したいと思う理由だ。
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