加点主義と減点主義
例えばテストの点数。70点だった時、同じ点数でも
70点「も」取れたと評価する場合
70点「しか」取れていないと、残りの取りこぼした30点を指摘する場合
視点が異なるだけで、評価は一変する。
私は加点主義で、妻は減点主義。夫婦仲は良い方ではあるが、子育てについての議論となると、この視点の違いから度々衝突している。
負けず嫌いで、勝ち気な性格の子供であれば、減点主義が上手く回る事もあるかもしれないが、うちの息子は、どちらかといえば気持ちが弱い性分。
駄目な所を強く指摘されると心が折れてしまって、気持ちが萎えていく傾向にある。
それ故に息子には加点主義の評価が向いていると感じているのだが、なかなかうまくいかない。私が褒めても、それを上書きするように妻が減点方式で詰めていく。
妻の減点主義は、子育ての方針として意識して打ち出しているものではなく、生来の気質から来ている。要は妻は常日頃から、自他の評価を減点主義で推し量っているのだ。
そのため、減点主義から加点主義の方針転換を打診してみても、まず本人がその事に無自覚である事、また頑固な性格のため、その事をいくら言っても上手くいかない。
正直、頭が痛い。