自分が知りうる、ラピッドサイクラーに関するネット上での情報まとめ。シリーズ1

ラピッドサイクラーの定義

急速交代型双極性障害(ラピッドサイクラー)とは、「年4回以上の躁病相、うつ病相もしくは混合性病相を認める、治療反応性の低い双極性障害(そううつ病)」のことです。 双極性障害発症時より急速交代型の方は2〜3割で、発症後一定期間を経て休息交代型になる方が7〜8割とされています。

https://bit.ly/45A79M6
十三メンタルクリニック

私の場合は、うつ病相が主なのですが、本当に2023年は、人生初の「ウルトララピッドサイクラー」で、2週間フラットな状態が続いたかと思うと、3~5日間のうつ状態がきて、何も出来ずに寝たきりのような状態になり、フラットな状態が続きませんでした。(酷いときは数日間隔)

こんな状態では仕事もまともにできず、9月末で5年間勤務してきた障害者支援施設を退職せざるを得ませんでした。

ラピッドサイクラーの予後

情報1.


「ラピッドサイクラー(RC)では、双極性障害(BD)の重症度リスクが高まるが、1年後に寛解状態を達成した(one-year euthymia:OYE)患者の予後は良好となる。」
「双極性障害患者におけるラピッドサイクラーおよび1年後に寛解状態を達成した患者の臨床的背景などを調査した主な結果は以下のとおり。」
・現在のラピッドサイクラーの割合は9.7%であり、女性で有意に高かった。
・ラピッドサイクラー患者は、非ラピッドサイクラー患者と比較し、発症年齢が若く、機能障害を有し、神経発達障害および身体疾患の合併頻度が高かった。
・1年後に寛解状態を達成した患者の割合は19.4%であり、女性、高齢、職業的地位の高さ、自殺念慮、精神症状、人格障害、アルコールまたは薬物乱用の低さと関連が認められた。
・気分安定薬は80%以上、抗精神病薬は50%の患者に処方されていた。これらの処方率は、ラピッドサイクラーでより多く、1年後に寛解状態を達成した患者でより少なかった。
・抗うつ薬の処方率は、ラピッドサイクラーよりも1年後に寛解状態を達成した患者のほうが低かった。

ケアネット提供「双極性障害患者のラピッドサイクラーと寛解に関連する臨床的特徴」https://www.carenet.com/news/general/carenet/51067 より引用

原著論文は、https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33022523/
Clinical features related to rapid cycling and one-year euthymia in bipolar disorder patients: A multicenter treatment survey for bipolar disorder in psychiatric clinics(MUSUBI).

1に関する私見

逆に言うと、ラピッドになって1年過ぎちゃうと予後不良ということなんですかね。それも悲しいので、薬が色々あるうちは諦めず、治療に積極的になっていこうと思います。そうでなければ働けない(涙)ラピッド患者の特徴はもうなってしまったので仕方がないとして、1年後寛解達成率も19.4%しかいないんですね。こういう、悲しくなるデータはスルーすることにします。じゃあ、このままラピッドでいろというのも自分には受け入れられない。「気分安定薬は80%以上、抗精神病薬は50%の患者に処方されていた。これらの処方率は、ラピッドサイクラーでより多く、1年後に寛解状態を達成した患者でより少なかった。」というデータにはシンプルな処方をしていたほうが寛解しやすいということをいいたかったのでしょうかね?そうはいっても、ラピッドで辛いときに抑える薬はどうしたって欲しいです。なかなか、うまくいきませんね。だからこそラピッドであるんでしょうけど。

まとめ

このシリーズが受けと体調がよければ(笑)続けます。


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