初めて英語を能動的に勉強しているし,俺はまだまだ弱い。



ラダー(Ladder)シリーズという本

ラダーとは梯子を意味する。つまりコンセプト的には,梯子を上るように段階的に英語を学ぼうという本。
レベルが1から…いくつまであるんだろう。
Anyway,最初に買い,既に読み終えたのは「美女と野獣先輩」。
失礼,「美女と野獣」だ。

・なぜレベル1を選んだか。
ハードルとプライドは低いほうが良いと,僕は歴史と経験から学んだからだ。
というのもあるが,詳細は後述する。

・なぜ美女と野獣か。
名前しか聞いたことない作品だったからだ。


後で書こうと思ったが,今は英語を勉強するのがとても楽しい。
なぜなら,世界の文学を原文で読めつつあるから。
ただし,ラダーシリーズは使用されている単語数に制限をかけてレベルを抑えているので,ニュアンスは結構原作とは変わってるのかもしれない。
日本語を勉強する外国人の方も,「大概日本文化やアニメを原語で楽しみたい」という理由だと認識しているが,やはり言語を学習する目的を明確にしたほうが良いのだろう。なぜなら楽しめないからだ。

今はイギリス英語(発音の仕方がカッコイイと個人的に思っている)を使って外国人に色々話を聞いてみたいという目的と,英語圏の文学を楽しみたい(実際楽しい)という目的で動いている。


ちなみにこの作品の「美女」の名前,ご存じか?
美女(Beauty)です。

※以下ネタバレ
(って言っても僕が知らなかっただけで結構有名な話なんじゃないのか?)

特に面白かったところ:
最後の方で,野獣が実は,昔困っていた老魔女を見て見ぬふりしたことで恨まれて野獣にされてしまった,一国の王子であることが明かされる。
本当に愛してくれる者のキスで解除される魔法だったので,最後には美女のキスで二人は幸せなキスをして終了,するのだが

一方で,作中ずっと金の亡者のごとく豪華な暮らしを望み,美女にあらゆる方向で嫉妬していた長女・次女がいた。
無理やり勧善懲悪の話にしようとしてるのか,魔女が近くにいることも示唆されていないのにこの二人がエピローグでなんか突然,野獣の城で石像にされて終了した。

「えっ?」(読み直す)
「えぇ!?」

$${\textit{~end~}}$$

イギリス英語への所感

とにかく,どうやら一般的ではないらしいということだけはわかる。
英語ってイギリス発だよな?あれ…

duolingoやスピークを昨日使い始めたが,スピークはちょっとまだわからないけど,duolingoのコースにイギリス英語コースはありませんでした。
ただ,カリキュラムが控えめに言っても楽しく,発音記号別に練習できたりするのでほんまに神。


duolingo イギリス英語 🔍 で調べたら,duolingoのサイトでこんなことが書かれていた。

イギリス英語

イギリス英語は英国で話されている地域方言であり、アメリカ英語と並んで、世界中の学習者が勉強している言語の一つです。また、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカをはじめとするイギリス連邦諸国の英語も、これに似ています。

https://blog.duolingo.com/ja/global-dialects-english/

方言なんや。僕は結構パイオニアに敬意がある価値観なのでちょっと残念ではある。けどまぁ他の国植民地にしてきた歴史あっての,世界共通語☛英語の流れだと思うし,同情の余地はないか。
まぁこんな話はどの国も五十歩百歩ではあるから,よそう。




こうして俺はラダーシリーズを読みだしたって,ワケ★

イマージョン・プログラム: immersion program)とは、未修得の言語を身につける学習方法の一つ。没入法と言われることもある。目標とする言語の言葉だけを習うのではなく、「その言語環境で」他教科を学びその言葉に浸りきった状態(イマージョン)での言語獲得を目指す。1960年代カナダで始まり、2006年現在は世界各地の学校で導入されている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0

英語学習手段を調べているうちに出会った概念。

僕はピンと来たね。この方法が考えていることの ”本質” にさ。

要は,
「あんた,母国語習うのに文法なんて習ったか?」
「どうやって語彙を増やした?」
「どうやって他者の言葉を理解した?」
「年端もゆかぬ頃に見聞きした児童向け作品や,親の会話からだよね」
ってことでしょ!?

要はエケチェン,失礼,赤ちゃんになれってこと。
この ”本質” を捉えると,単語の意味を類推できないような状態・方法は,意味を成しにくいことがわかる。

だから,言語に関して何も知らないなら映像作品から始めるべきだし,そうでなくても,児童向けから始めるべきだと私は思う。

加えて,これは英語を自分で勉強しようと思って目が覚めたように気づいたのだが,
「外国語の1単語が,母国語の1単語に対応する」
という前提を自分の中で壊すべき。
意味自体もそうだが,有する意味の数の観点からも言っている。
であるから,辞書を調べて単語の意味を調べるのも時に重要だけど,それは名詞の場合に限るんじゃねぇかなって初学者の僕は思う。
より本質的なアプローチは,ニュアンスそれ自体を学ぶこと。


そこで見つけたのがラダーシリーズだったってわけ。
ラダーシリーズは「多読」という方法で使われる本,多読を想定した本だそうだ。この多読という概念も「イマージョン」に通じていると思う。
なぜかというと,その ”本質” がエケチェン,失礼,赤ちゃんになることだからだ。
以下,ラダーシリーズに共通して冒頭に書いてある説明文である。

多読では,「1.速く 2.訳さず英語のまま 3.なるべく辞書を使わず」に読むことが大切です。

美女と野獣 Beauty and the Beast (ラダーシリーズ Level 1) はじめに より抜粋

そして当然,イマージョンするための方法はラダーシリーズだけではない。
でもどんな方法により意味があって,ないのか,本質的な意図をつかむことでわかると,僕は思うので先に意図を考えた。
どんな方法があるやろか。


「ふーん,アンタ,ここから先を読むんだ。」
「…好きにしたら?」

少し,見るも見ないも自由な,この最高な環境,誰に自分語りを押し付けるわけでもない,自分の承認欲求の溢れで,人に一方的な不快感を与えることのない,このnoteでだけは,自分語りをしてもいいか。

僕は一回,就活時「自分の強みは?」に対して
「本質をとらえることです」
って,言いたかった。

と同時に,本質をとらえる僕は,論拠となる話をどのようにしようとも,伝わらないなと思ったし,そしてこれが一番大事なのだが,相手が求めている能力や話ではねぇんだろうなって思ったから,やめた。
だってそれというのは自慰行為にほかならず,就職面接の本質的な目的を捉えた行為ではないからだ。

でもよぉ,俺は自分のこと頭良いとdefinitely思ってるし,これが一番自分のなかで優れている能力で,ずっと誰かに理解してもらいたかったんだけど,就職の場はそういう場ではないし,多分”そういう”視点を持っている人でないと,これは理解されないということを理解しているんだ。

最近どの本を読んでも,紀元前から続く哲学や宗教であっても,人間の一番強い欲は承認欲求であるという。
これを人間が克服できるとしたら,自分で自分を承認する以外にないんじゃないか。
今,こんなことを書いてるからまだまだなんだけど,それができつつあるとは思う。
ただ僕は,自分より頭のいいと認めた人から認められたいんだよな昔から。

「君の書いてる文章って,これを意図してるんでしょ?」
「自分でこの文章を書いてることも,承認欲求からだということに気づいてるということにも気づいてるんだよね」

って言われたら,俺は一生その人についていくかもしれない。

こんなに長くなるはずではなかったと,感情的になる前の僕は申しております。


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