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七草粥で祝う日

1月7日のお昼は毎年七草粥です。
ご縁のある奈良の丹生川上神社から、毎年七草粥のセットが送られてきます。

七草は もともとは早春の野山に自生する若菜です。新年に七草を食べると、自然界からの新しい生命力を得る事ができ息災であると言われてきました。
昔は「若菜迎え」とも言い自然に宿る八百万の神を家に迎え入れる行事を示していたようです。
早春の七草を野山から摘んで七草を刻む時なるべく大きな音をたてます。音をたてるのは 今年の実りを祈り 鳥追いにまつわるところからのようです。
のどかな日本の原風景を感じながら七草の直会(なおらい)で丹生川上の粥杖札を封印し 今年が ご家族皆様にとって実り多い歳になるよう 丹生の風吹く大和国吉野より祈り上げています。

丹生川上神社 神饌より

大きな音を立てて刻む

意味を知ったのは、この七草粥セットを最初に開封した時です。
鳥追いにまつわることから…なるほどです。

この木の枝は粥杖札(かゆつえふだ)と言います。

この御札はは丹生の川上で神武天皇さまが天神の声を聞き 
八百万の神を招き祀ったとされる
丹生の「榊」にお札をはさみます
お札は「丹生川の水」に「香久山の埴土」を混ぜた土で
歳が明けた早朝に宮司が皆様のご家庭の平安を祈り
「丹生大明神」と記した封筒を完成させ 
榊の枝に挟み 玄関 出入口に置き
今年一年 一家のお守りとしてください

丹生川上神社 


ちゃんと7種類入っているか、念の為チェックしましたよ😉

せり なずな

ごぎょう はこべら

ほとけのざ

すずな すずしろ

これや七草

春の七草

この歌、子供の頃愛読していた植物図鑑に載っていました。
が、その時は確か作者は山上憶良と書いてあったのですが、今ネットで調べたら作者不明になっていました。

後になって分かったのでしょうね。
源頼朝像が騎馬武者像になったように。

そして、秋の七草は山上憶良の作らしいですね。

萩の花 尾花葛花

瞿麦の花

女郎花また藤袴

朝貌の花

秋の七草 山上憶良

さてさて、それでは鳥追いの儀式から
家人に切ってもらいました。

根菜は薄く切るだけであまり細かくはしない、と書いてありました

トントントントン……

家中に響き渡るトントントントン…


お鍋にお粥を炊きます。

弱火で
笑顔なお魚です

お米が柔らかくなったら紅白の丸餅を入れ、少し柔らかくなってから七草を投入しました。

一度にザッと

榊の粥杖で軽くかき混ぜます。

火が通ったら米粒を一つ取り出して潰し、封をします。


ピタッと合わせてお祈りします。

私もこの上から手を添えました

封をしたので、いざ、玄関へ

常にトトロの神が鎮座していますが、毎年定位置はここ。
去年のものと交換しました。


七草粥を各々の器につけていただきます。

私は紅色の丸餅入りで

去年はちょっと長く入れすぎて少しお餅が溶けてましたが、今回はちょうどよかったです。

家人は白い丸餅を

というわけで、2024年、仕切り直しますよ。
皆様にも良いことたくさんありますように。

というわけで、自分にハッピーバースデー🎉😉❤️

シンガポールのポスクロ友からの Birthday card💌

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