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よもすがら から めぐりあひて

大河ドラマ『光る君へ」終わっちゃいましたね。

毎年大河を見ているとは限らないのですが、『光る君へ』は録画予約して毎回視聴していました。時代背景など初めて知った事もたくさんあり、興味深かったのと同時に、子供の頃から知っている和歌もたくさん出てきて懐かしかったです。

百人一首で覚えた和歌、フィクションもあるでしょうが「なるほど、このシチュエーションで詠むのね! 」と自分の中でかなり盛り上がり。

最近よく思うのですが、子供時代に意味がわからないまま覚えたものって後からジワジワと効いてきますね。
中華圏で、かなりの量の漢詩を子供の頃に覚えさせて朗読する文化があるようですが、ちゃんと意味があるのだな、と思いました。詰め込みが悪い事とは限らないです。

随分前に百人一首の事を書いていました。

以前、上田敏の『海潮音』について書いていらしたnoterさんが「よもすがら」という言葉を抜粋していらして。

「夜もすがら 物思ふころは 明けやらで 閨のひまさへ つれなかりけり」
(俊恵法師)

を思い出して書いたのも随分前の事となりました。

同じく「よもすがら」で始まる和歌を定子も詠んでいましたね。


そして、百人一首にも入っている紫式部のこちらの和歌⬇️

私はあまり深く考えず、最終回で出てきた時、知ってる知ってる!と思って視聴していましたが。よく考えると感慨深い演出でしたね。

大胆なエンディング。

もしかして、あの和歌はそういう意味だったの?
と思わせてしまうような展開で、さすがだと思いました。

まだ録画が残っているので、もう一度見直すと新たな発見がありそうです。


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