【ASD的観点】通院前に、言いたいことを iPadにまとめる
前回の続きです。前回のnoteは下のリンクより。
メンタルクリニックでうまく話せない
私が通うメンタルクリニックでは、毎回どのようなことがあったのか、どんな気づきがあったのか。どんな困難があったのかといったことを聞かれます。
短い診療時間の中で自分が伝えたい思いをいかに簡潔に、正確に伝えたいのですが、私の言葉が足りなかったり、話が脱線したりと、うまくコミュニケーションが取れず、困ることが多いです。
特にASDは「対人関係や社会的なやりとりの障害」が一つの問題点と言われています。
主治医の先生は、そんな私の会話の意図をうまく補って話を進めてくれるのですが、無駄な時間がかかったりして、アレもコレも話すから〝先生に余計な時間を取らせてしまった〟〝次の患者さんを待たせてしまった〟と感じたことが多々ありました。
診察時のスタイルを変えた
それもそのはず、病院に通い始めた当初は、出たとこ勝負的なスタイルで、聞かれた時に話の内容を考えて話をしていました。
でも、最初に書いた通り、先生から聞かれる内容はほとんど決まっているんですよね。
だから、話の内容をまとめてから病院に行くように、スタイルを変えました。
抑うつの症状もあるので、毎回事前に書けないこともありますけどね。
実際にこんな感じで書いてます
話の内容をまとめるためには、本来、ノートとペンが手軽なのですが、私の場合はADHD的な特性なのか、ノートの管理が全くできません。
解決策としてiPadとApple Pencilを使います。
iPadを実際に診察部屋に持って行き、 iPadを見ながら話すことで短い診療時間の中で、より正確に簡潔に伝えられるようになりました。
実際にiPadにはこんな感じでまとめてから、通院していますよ。
※ 文字が汚くてすみません🙇
iPadのアプリはgoodnotes 5を使っているのですが、紙とペンを使っているようにサラサラと書けるので、とても気に入っています。
ノートとペンじゃダメ?
先ほども書きましたが、紙のノートとペンは、iPadなんかよりも遥かに安く、手軽に使えるツールなのは理解しています。
しかしながら、病院以外にも、スムーズに自分が伝えたい思いを簡潔に正確に伝えたい場面が複数あると、ノートをどのように管理して良いのか分からなくなります。
管理ができなくなると、頭の中でどのようにしたらよいのか分からなくなり、そもそも書くことすら放棄していたでしょう。
その点、goodnotesはそれぞれの項目に応じてノートを作ることができます。
コピー&ペーストの機能などを活用すれば、うまくまとまっていない時でも、あとで思いのままにノートを編集することもできます。
1つのiPadがあれば、全てを管理できるところが素晴らしいのです。
メリットがいっぱい。聞き逃しも減ったし、見返す頻度が高くなった
他にもメリットとして、診察中に聞いたことをサッとペンで書き込むことができるので、大事な話の聞き逃しがとても減りました。
また、常にiPadを持っているので、前回診察時に聞いたことや、やるべきことを見返したりする頻度も圧倒的に増えました。
プリントをもらうことがあれば、それをスキャンしてノートに貼り付けておけば、プリントの内容を関連づけることもできます。
2021年10月から始めているのですが、2年分のナレッジも溜まり、実は自分自身の1ヶ月単位の日記にもなっています。
あの時何をしていたのかな。と、過去を思い返す1つのツールにもなっています。
やり方はいろいろある
ASDの疑いがあると言われた、こだわりの強い私が、通院のためにやっている対処方法は以上です。
他にも良いやり方があるかもしれませんし、iPadでの管理が最適ではない人もいるでしょう。
もし、iPadを持っている方で、同じようなことで悩んでいる方がいらっしゃるのでしたら、試してみてはいかがでしょうか?
最後になりますが、皆さんが実践している、ASDの対処方法もコメントで教えていただけるとうれしいです。