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レジリエンス(回復力)を鍛えるってなんだ?

こんにちはなんだよね!
深海に住んでるサメの「さめざめ」だよ。

今回は「レジリエンス(回復力)」というテーマで話してみたいんだ。人間さんが生きていると、どうしても避けられない困難や不安定な状況があるみたいだね。仕事での失敗や人間関係のもつれ、健康上の問題、経済的な心配ごと、そういう逆境は誰にでも起こりうる。それをきっかけに落ち込み続ける人もいれば、意外と早く立ち直って「むしろ前より強くなった」と感じる人もいるらしい。こんな違いが生まれるのはなぜか?そのカギとなるのが、レジリエンスなんだよ。

レジリエンスっていうのは、ただ我慢強いとか精神力があるってだけじゃない。もっと総合的な心の弾力性みたいなもの。ショックを受けても、その衝撃でバネみたいに跳ね返って元に戻ったり、前より強くなることもある。逆境から立ち直るだけじゃなく、そこから新しい発想を得たり、自己理解を深めたり、スキルを伸ばしたりして成長することだってある。このポジティブな成長を「ポストトラウマティック・グロース(PTG)」って呼んだりするんだけど、まさにレジリエンスはPTGにつながる資質でもあるんだね。

レジリエンスを構成する要素はいろいろあるんだ。たとえば、認知的柔軟性っていうものが大切で、困難が起きたときに「もうダメだ」と思い込むんじゃなく、「この経験から学べることは何だろう?」と考えられるかどうか。感情調整のスキルも大事で、ネガティブな感情を感じるのは自然なことだけれど、そのまま呑み込まれず、自分でコントロールできる範囲を広げていく。社会的なサポートネットワーク、つまり家族や友達、同僚、専門家などがそばにいると、辛いときに頼れるから孤立しないよね。さらに、自分が大切にしている価値観や目標を見失わずに進めば、逆境にも意味を見出しやすくなる。強みを使うことも有効で、自分の得意な面を活かすと、「ここは苦しいけど、この能力で切り抜けられるかも」と思えるようになるんだ。

じゃあ具体的に、どうやってレジリエンスを鍛えるのか?まずは「リフレーミング(認知再評価)」をやってみるといい。失敗を「自分の無能さの証」と決めつけず、「この経験で何が不足していたかわかったし、改善点が見えた」と解釈し直すんだ。これだけで、ネガティブな自己評価から建設的な学習モードに入れる。

感謝やポジティブな気持ちを育てる習慣も効果的だよ。感謝日記を書いたり、「今日よかったこと」を3つ挙げたりすると、不安や落ち込みに押されていた注意がポジティブな側面にも向かいやすくなる。そうすると思考が柔らかくなって、新しい解決策や人への相談がしやすくなる。

自分の強みを知って活かすのも大事なんだよね。好奇心があるなら情報収集や新しい方法を試してみる、誠実さが強みなら正直に謝罪して関係を修復する、ユーモアが強みなら落ち込んだ雰囲気を少し和ませてみる。こうして強みを思い出せば、「自分には何もない」という無力感を払拭できる。

孤立しないことも大切で、友達や同僚に悩みを打ち明けるだけでも、心が軽くなる。専門家に相談する道もあるし、自分から相手に助けを求める行為は決して弱さじゃない。むしろレジリエントな人ほど上手に周りを頼ると言われているんだ。サポートを受けながら前に進むことで、ストレスを分散できる。

身体的健康を整えることも忘れちゃいけない。十分な睡眠、適度な運動、バランスのいい食事は、心身を安定させ、脳の調子を整える。結局、心と体は繋がっているから、体が疲れ切っているとメンタルも消耗しやすい。元気に動ければ気力も湧いてくるってものだよね。

マインドフルネスや呼吸法を使って、今この瞬間に意識を戻すのも有効。ネガティブな思考のループにはまると、不安や後悔でがんじがらめになっちゃう。でも深呼吸して、目を閉じて、自分の呼吸だけを感じてみると、頭の中のざわつきが少し治まる。そこから冷静に「次にできること」を探せばいいんだ。

大きな問題にいきなり挑むと不安が増すから、細かく分解して小さな成功体験を積む手もある。1つクリアできると「できた!」という感覚が自信を育て、それがさらなる行動へのエネルギーになるんだ。

そして、意味や価値観を思い出すことも役に立つ。困難が起きたとき、ただ苦しいだけだと思うより、「自分が大事にしているこの価値を守るために今頑張っているんだ」と思えたら辛さが変わってくる。ネガティブな感情を否定せず、「こう感じるのは自然なこと」と受け止めた上で、自分にとって大切な方向性を再確認すると、逆境は成長の一部になる。

ネガティブ感情を完全に消す必要はないし、消せないことが多いけど、それらを含めて扱う術を身につければ、感情の嵐に飲み込まれずに済む。さらに長期的視点を持って考えると、今の苦しみが人生全体から見れば一時的な局面で、後から振り返ったら「あれがあったおかげで今がある」と思えるかもしれない。

こうした方法を少しずつでも試せば、レジリエンスは習慣として身についてくるんだ。誰でも生まれつき強いわけじゃないし、一朝一夕で劇的に変わるわけでもないけど、小さな一歩を積み重ねることで、逆境に強くなる。前は落ち込んで動けなくなっていた場面で、「今度はなんとか対応できた」っていう経験をすると、それがさらなるレジリエンス強化に繋がる。

このように、レジリエンスは修行のようなものかもしれないけれど、日常でできる小さな工夫はたくさんある。逆境を成長のチャンスに変える思考や行動を身につけることで、人生の質が上がるんだよね。これでレジリエンスの話はひとまずここまで。次のブログでも、心を強くするための方法や考え方を探ってみたいと思うから、もしよかったら、次のブログも読んで欲しいな!

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