心の産婆さん誕生エピソード〜精神的DV?〜
あの人は怒っていたのではない。
あの人はその心深きに悲しみのマグマを溜めていたのではない。
精神的DVをしたのでもない。
愛する子どもたちから私を引き離したのではない。
家から私を追い出しては、私物を捨てたのではない。
彼女は実は何もしていない。
そういう現象を引き寄せる私の思考と勝手な解釈があっただけ。
彼女が怒り散らすように見せてくれた感情は実は元々私の中にあったもの。
彼女がいつも怒っているようにしか見えなかった。
何をやってもやらなくても突然怒り出す。
昼寝をしただけで、私の何が悪いのよ!?
意味がわからなったけど、困っているのは本人だと思い、
放っておけなかった。大切だからますます離れられなかった。
一緒にいるために歯を食いしばって、その怒りを一心に受け続けた。
苦しいから問題視して解決を迫り、刺激して怒りを増幅させた。
それが結果的に精神的DVと感じるほどまでに成長させた。
ストレスで全身の皮膚はボロボロになり、過呼吸にまでなった。
怒りがドンドンドン!!!と自分の背中から打ち上げられるような感じにまでなっても、あらゆる解決策を探した。
生活費に回すため自分の大切なバイクを売ってミルクにかえようともした。
一時預かりで利用していた施設には児相に通報されたこともあった。
籍の入っていない母親の子どもを母親の許可なく施設を利用したからであった。その母親は会話困難なほどに怒りに身を任せている時だった。
どう考えても、子どもたちは私に懐いて信頼して笑顔まで見せてくれて、世話も完璧でそのことを知っているのにも関わらず、通報する神経と意味が全く理解できなかった。
こうして私は、自殺しようと思うほどに追い詰めていった。
延長コードをじーっと眺める。
そんなことは絶対にしないと思いながら。
自分で自分にこの人と子どもたちを守ると決心したのに、
去ることは自分を大きく裏切ることになると思った。
大好きで養子にしようと動いていたくらい愛していた子どもたちもいるのに。
このどうしようもない苦しみが、過去に母親が抱いた気持ちなのかと思うと心からその苦しさに共感できるようにはなったが、もう心は絶望の淵。
もう私はあなたとはそもそもが生活ができないとなった時、彼女はいつの間にか引っ越ししていた。
全ての始まりは自分の思考。
女性を癒したい。この思いは、
自分の母親の寂しさと怒りを
無意識のうちに継いでいたから。
過去に怒っていた母親を見て、私のせいだといつの間にか思い込んだ。
きっと、いつも私は怖かった。
僕のせいだと、だからいつも頑張った。
お母さんが大好きだったから。
お母さんが僕が大好きだったから怒ってでも一緒にいてくれた。
どんなに孤独でもいつも手を繋いで一緒にいてくれた。
どんなに苦しくても私を守るために頑張ってきてくれた。
私は悲しむ母親を笑顔にしたかった。
彼女のお陰で、感情と痛みを伴って、私の中にしまっていた感情が大復活。
見事なまでに追体験した。
心の産婆さんとして生きる決意も相まって、
早めに顕在化。現実化したのだろう。
無意識にも私は目の前の現実を過去を通してみていた。
私はこの私が勝手に抱えた感情を
精神的DVという問題とすり替えて、彼女の人生に介入したのだ。
しかし、私はあの怒りと悲しさをもう手放す。
私のものではないから。
あの人が怒っていたのではなくて、
怒っているのは自分のせいだから私がなんとかしてあげたい
ということにして、果たせなかった自分の思いを解消したかった。
助けてあげたいとずっと自分を責めていた。
強い承認欲求もあっただろう。
厳しく自分に課していたことから、
子どもたちとの関わり方に関しても、さまざまなシーンでありのままにさせない関わりに怒りを覚えてきた。
許せないとさまざまな教育方法を学んだり、子どもたちとただ友だちとして遊んだ。
心の中で敵を自ら作り、その敵と戦ってきたのだった。
その過程で、癒しのアイテムや考え方もたくさん知ることになった。
それらの全てが、母親たちの笑顔につながっていたから。
本当の癒しに到達するべく、深く傷つける役割に徹する時もあった。
これら全ては自分と繋がっていた。
もう私は女性を癒さなくていい。
私が虐げられ、苦しむたびに、母親と時には昔の話になり、その度に
実は母親はあれでいて幸せだったのだ。ということが次第にわかってきた。
苦しかったけど、お酒飲まないとやっていけない時期もあったけど、
愚痴言って吐き出してるだけで、子育てにただ必死に奔走していただけ。
母親なりに一生懸命取り組んでいた人としての姿であった。
自分の勘違いと思い込みであった。
私の解釈という世界の色塗り。
確かに祖母に遺恨の念はあってもそれはもう私の問題ではない。
それを負うことは私の幸せにはつながらない。
苦しかった時もあったけど、子育てできてよかったじゃない。
あの人は怒っていたのではない・・・。
精神的DVをしたのではない・・・。
そうしたと自分が思う思考があっただけだったのだ・・・。
もうこれからは、私がいたいと思う人とだけいたらいい。
嫌なら離れたらいい。もうあなたのせいじゃないのだから。
あなたが悪いのではないのだから。
もう、あなたはあなたを生きたらいい。
こうして、私は私の心を解き放った。
すると母親も自分の楽しみや幸せを自分の時間にたくさん取り込むようになっていった。
いや、初めからそうであったのかもしれない。
初めから実は何も問題がなかった。
あったのは私の色塗り・・・。
こうして、私は、彼女のお陰で、
自分の心を解き放ち、この霊的世界についても深く精通することにもなった。(その彼女は自分に集中することをすでに知っていた。演じながらもこのことを知っているなんて本当にすごいと思う。)
私の光の存在に気がつき、魂の仕事にも目覚めさせてくれるきっかけとなった彼女には、
もう感謝の念しか湧かない。
本当にありがとう。
そんな彼女は心の産婆さんを初めて召喚してくれた奇跡の人である。
あの悶絶するほどの苦しみが愛と奇跡そのものだっただなんて・・・。
私が私の家族に出会う道筋の光でさえも与えてくれた。
他人のことは癒せない、自分で自分を癒すしかない。
きっと、地球に来る前に世界の約束をお互い交わしたのでしょう。
この壮大なシナリオを。
あなたは私の救世主です。約束通りの大暴れの大活躍、お疲れ様でした。
もう会う必要はないけど、遠くからあなたと子どもたちの幸せを心から祈っています。
誕生おめでとう。心の産婆さん。
私はこの愛の世界を多くの人と分かち合っていきます。