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映画『運命屋』のイベントに参加し、「短編映画の未来」について語りました!

2024年11月26日に渋谷ギャラリー・ルデコにて、短編映画『運命屋』の上映拡大記念イベントが開催されました。
本イベントにSAMANSA共同代表の遠山が登壇し、「短編映画の未来」について、短編映画を制作する映画監督さんと共に語りました! 


『運命屋』上映拡大記念イベント Day1 「短編映画の未来を語りたい」
MC:俳優/プロデューサー 広山詞葉(『運命屋』 イオリ役)
登壇者:映画監督 かまだともゆき(『いただきガール』)
    映画監督 十川雅司(『駆け抜けたら、海。』)
    SAMANSA共同代表 遠山孝行
    映画監督 森田と純平(『運命屋』)





◎SAMANSA共同代表の遠山とは何者?

株式会社SAMANSAの共同代表である遠山 孝行(とおやま たかゆき)は、SAMANSAで配信するコンテンツを探したり、クリエイターと契約を結んだりと、社内では主にコンテンツに関する業務を担当しています。

そのため、世界中の短編映画を何千本も鑑賞しており、その鑑賞作品数は世界でもトップ5に入るという自負があるそうです!笑

そんな遠山自身も、以前はロサンゼルスで短編映画を制作していました。
彼の周りには短編映画を作っている人が多くいたものの、ショート映画を取り上げてくれる場所もなければ、リターンもないという現状を目の当たりにし、短編映画を配信するプラットフォーム「SAMANSA」を立ち上げたそうです。


◎短編映画に対する広山さんの想い

『運命屋』でイオリを演じる広山さん ©️2024 映画「運命屋」

『運命屋』に出演する俳優の広山詞葉さんは、短編映画について知ってほしいという想いがあるからこそ、劇場公開にこだわると言います。

劇場公開を進めることで、上映時間が25分であることから編成しやすいというシネコン側へのメリットや、2時間映画よりも安価でチケットを購入することができ、お昼時間やスキマ時間で気軽に映画を楽しむことができるというメリットをお客さんにも伝えていきたいそうです。

劇場で公開することによって、短編映画について知ってもらうきっかけを作ることに加え、短編映画を撮りたいという若い世代が映画を作り続けられるような環境を作っていきたいと広山さんは語ります。

漫画家・藤本タツキの『ルックバック』(作品時間:58分)や、黒沢清監督の『Chime』(作品時間:45分)といった、これまでの主流であった2時間映画以外にも、1時間未満の短い映画が大きな話題を呼んだりと、日本人の短編映画に対する捉え方も少しずつ変化しているのかもしれません。


◎SAMANSAで配信する短編映画の基準

SAMANSAでは、現在約700本の短編映画を配信しています。

SAMANSA内で配信するコンテンツの選定を行う遠山は、コンテンツのクオリティを担保する上での選定基準があるそうです。
それは、「物語の構成がしっかりしている作品」であること。

日本人はまだまだ短編映画に慣れていないことから、現在は起承転結がはっきりしている作品を中心に配信しているそうです。
まずは、わかりやすい作品を配信して短編映画を観てもらうきっかけを作る。そして今後は、難しい作品も配信していくといったビジョンもあるそうです!

そのためSAMANSAでは、アカデミー賞を受賞していても面白くなければ配信せず、逆に、映画祭などでの受賞実績がまったくない作品だとしても面白ければ契約し配信する。

このようにSAMANSAでは、「ぜひ皆さまに観てもらいたい!!」といった熱い想いをもとに厳選された作品を配信しております!


◎長編映画は100m走、 短編映画はハードル

今回のイベントに登壇された、『駆け抜けたら、海。』の監督・十川雅司さんは、短編映画はミスをすることができないと語ります。

短編映画では限られた時間の中で、物語の状況や設定を観ている人にわかってもらえるよう説明をしなければなりません。
「短編映画=インディーズ」のように捉えられることも少なくありませんが、「意外と長編映画より撮ることが難しいのでは」と十川さんはお話しされていました。

SAMANSAの遠山も、短編映画の方が構成で遊ぶことができるように感じているそうです。
例えば、10分の短編映画だと、最初の8分はどういう映画かわからないけれど、残りの2分で内容が理解できるといった構成を作ることもできますが、長編映画だと同様のことをするのは難しくなります。

このような点から、「構成で遊べる」ということも短編映画の醍醐味なのかも知れませんね!


◎SAMANSA遠山の短編映画に対する熱い想い

「短編映画は人生の1ページになる」と語る遠山。

短編映画を観ることで、自分が知らなかったことに気づくことができたり、この国の人はこんな風に考えるんだという新しい発見もあると言います。

SAMANSAでは1日1日が新しく感じられるような短編映画を多く配信しております!
ぜひSAMANSAにご登録いただき、遠山が話す「短編映画が人生の1ページになる」という経験をしていただけると嬉しいです🥰

ぜひ、SAMANSAで世界中の良質な短編映画をお楽しみください🎞


◎短編映画『運命屋』

歌手・俳優のミッキー・カーチスさん主演、森田と純平さん脚本・監督の短編映画『運命屋』は順次全国公開中です!


©️2024 映画「運命屋」

〈作品名〉運命屋
〈作品時間〉25分
〈あらすじ〉
人の寿命は運命によって決められている。
しかし、運命屋と呼ばれる者によってある取引が行われていた。
そのまま人生を全うするか、あるいは大切な人の思い出を消去する代わりに寿命を延ばすかという運命の選択。
様々な人間の決断と取引を重ねてきた運命屋の女性(広山詞葉)が出会ったのは、間もなく寿命を迎える元ミュージシャンの男(ミッキー·カーチス)。大切な人の思い出と、大切な歌で満たされた彼の人生。
残された時間は7日間。果たして彼の選択する運命とは…?


◎『運命屋』を観たSAMANSAスタッフの感想

「私だったらどうするだろう?」
そんな疑問が最後にふと湧き上がり、考えさせられる作品でした。

『人間が生きる上で避けては通れない「死」。私たちはいつか死ぬ運命にある。それでも、その宿命に抗うように、常に無意識のうちに「生」を求めて生きている。
もしその宿命を自らの決断で変えられるとしたら、私たちは一体どんな選択をするのだろうか。』

このディープでダークになりがちなテーマを、ファンタジー要素と絡めて描く独特な世界観が本作の魅力だと感じました。

生、死、葛藤、記憶、愛、音楽、家族、人間…。
デジタル社会が当たり前の今、その真逆にある、生きているからこそ感じられる人間生身の美しさを取り戻すような、脈を感じることができる作品だと感じました。
この作品に命を吹き込むミッキー・カーチスが奏でるソウルを、ぜひ体感してみて欲しいです。



北海道名寄市で全てのロケが行われた本作。
劇中では主演のミッキー・カーチスさんが12年ぶりに新曲を披露したりと、見どころ満載の映画となっております!
ぜひ、お近くの劇場にてぜひご鑑賞ください🎞

また、本イベントは広山さんのインスタグラムアカウント(@kotohahiroyama)にてアーカイブ動画が公開されていおります。
「短編映画についてもっと知りたい!」という方は、ぜひチェックしてみてください👀


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