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逡巡《photo poetry》
そっと、きみの背中を押してあげよう
きみ色の種を蒔こう
10年前のきみが植えた小粒の種
その時、感じたきみの心と瞳は
切子硝子のように美しく脆く透明だった
きみが植えた豊熟に咲いた種の実は
きみが食べてきみの実となり
そしてその時のきみが新しい種を蒔き
素敵な実を咲かすんだ
種の実の味は自分の実と混ぜ合わせると日々変容する
まるで日毎に陽の色が変わるように
昨日の自分と明日の自分を繋ぐ今日の自分のために
素敵な種を探そう
きみの実を咲かせよう
今のきみのために
未来のきみのために
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【後書き】
前回の投稿の際、家族のことについて触れたかと思います。
今、長男はちょうど20歳です。
学校を留年しそうな危機にあり、反抗期が遅く来たせいか、昨年の秋頃から意思の疎通が取れなくて困っていました。
そして、本人も思うところがあったのか、先日の成人式に出席しませんでした。
どうしたものか考えている時に、私がフォローさせて頂いている方々の投稿を拝読し、いろいろお勉強させて貰っているのですが、心にスッ~と入ってきたのが、noteでフォローさせて頂いている「まゆりた様」の記事(1/10「感性を言葉に。今の自分だけが書ける文脈を」でした。タイトルだけで惹きつけられます!)まゆりた様のエッセイを本人に読ませようかと思いましたが(笑)
呼びかけても返事を適当に返される状況なので、詩にしたためることにしました。
あちらのプラットフォームは、子供たちが読んでいるので、何か感じ取ってくれるかも知れないので。
まゆりた様、本当に有難うございました。謝意を込めて投稿させて頂けたらと思います。
そんな、長男ですが、詩をブログへ投稿した翌日の夕方、さほど雪は積もっていないのに「雪かきしようか?」と声をかけてくれました♬
ちょっとだけ、前へ進めたかも知れないと感じ、ピザ窯を引っ張り出して、長男が大好きな生ハムたっぷりのピザを半年振りに作ることにしました。