プログラムディレクターコメント 米原晶子
Performance Residence in Museumの2年目は、演劇家の藤原佳奈が世田谷美術館に15日間滞在しました。演劇活動を始めてちょうど10年目を迎えた藤原は、「上演は、場を結び、ひらくことである」という考えの元、自身の足元や周囲を丁寧に見つめ、そこにいる人々と言葉に耳を澄ませ、場を立ち上げる実験を積み重ねているアーティストです。そんな彼女が世田谷美術館に滞在することで何を考え、何を発見するのか。世田谷美術館で過ごす時間が、今後の創作活動の糧になることを願い、