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滞在日誌 2024年2月4日(15日目)

滞在最終日となりました。この日は上演と滞在報告会(トーク)を行います。

午前中に集合し、最後の確認をしていた藤原さんと坂口さん。お昼には、上演の前半パートで協力を頂く橋本副館長、鈴木学芸員、鑑賞リーダー(世田谷美術館ボランティア)の中村さんと打ち合わせをして、段取りや立ち位置などを確認しました。

あっという間に開場時間となり、観客の皆さんが少しずつ集まってきます。

ここからは上演の様子を、主に写真でお伝えしていきます。

上演

今回の上演に至った経緯などを藤原さんがお話しするところからスタート
滞在中に藤原さんが出会った方の中から3名をお呼びして、それぞれの視点から世田谷美術館についてお話ししていただきました
鈴木照葉学芸員
鑑賞リーダーの中村宗宏さん
橋本善八副館長
インタビューの後、全員でエントランス広場へ出ました。一旦ここで解散し、各自で世田谷美術館内外を散策してもらいます。
散策時間は20分。先ほどのインタビューで聞いたことを重ねつつ、美術館全体を味わえる時間となりました。鈴木学芸員が館内の説明をする場面も。
散策から戻ったあと、俳優の坂口彩夏さんによる上演パートが始まりました。
木の枝で創った人形、坂口さんが口にする歌、この時間を構成するどれもが、今回の滞在中に吟味され、積み上げられたものです。
人形と共に坂口さんが講堂から退場して、終演となりました。

滞在報告会

滞在報告会では、吉田学芸員と米原プログラムディレクター、藤原さんの3名でこのプログラム全体について振り返りました。

まずは観客の皆さんから寄せられた質問を中心に、先ほどの上演について話すことからスタート。今回の滞在中のことを振り返りながら、藤原さんがどんなことを考えていたのか、そして、それがどのように上演に結実していったのか、時おり出演者の坂口さんにもコメントをもらいながら、改めて藤原さんが考える「上演芸術」の本質についてなどが語られた時間となりました。

続いて、吉田学芸員から滞在期間中の活動紹介があった後、米原プログラムディレクターも含め3人で滞在全体を振り返るクロストークを行いました。「美術館」という場でのレジデンスで感じたことや、アーティストにとってのレジデンスの必要性などについてトークを交わし、滞在報告会は終了となりました。

滞在報告会の様子。左から吉田絵美学芸員、藤原佳奈、米原晶子プログラムディレクター。
滞在報告会で上演について話す場面では、坂口彩夏さんからもコメントをいただきました。

今年度の滞在日誌は、これが最後の記事となります。
滞在日誌を読んでくださった方、オープンデーや上演、滞在報告会にご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

今後は、藤原佳奈さんや吉田学芸員、米原プログラムディレクターからのコメントや振り返りを更新いたします。

次回の更新をお楽しみに!

テキスト:武田侑子(NPO法人アートネットワーク・ジャパン)
写真:加藤甫

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