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カリタス小学校公開授業研究会 宗教部会

 こんにちは。カリタス小学校の赤松志野です。
 2024年11月30日(土)、本校で公開授業研究会がありました。研究会の概要、テーマ等につきましては、「カリタス小学校公開授業研究会」の記事をご覧ください。
 実際の宗教の授業を公開する機会が他科目に比べて少ないことから、本研究会では、昨年度から関東地区カトリック小学校宗教部会の協力を得、この公開授業を宗教部会としても扱い、授業をカトリック学校の先生にご覧いただいたり、教員志望の学生に見てもらったりして、授業後は協議会を行っています。

 この 記事では今年度の研究会での自由参観授業で、私が担当した6年生の宗教「キリスト教と食事」について書きます。6年間の宗教の学習の中で食事の場面が多々登場します。それらの場面を思い起こし、今一度、食事を、ともに食事をするということを考えてみたいと思いました。私たち人間は「食べる」ことで生きています。生きるということの根幹のひとつでもある「食べる」ということをイエスは大切にし、特に「ともに食べること」に特別な意味を持たせています。ともに食事をすることで、喜びや悲しみ・・・、いろいろな思いを分かち合い、そしてお互いに受け入れ合い、仲間になっていくのです。
 「食事は福音」という言葉を聞いたことがあります。ともに分かち合い、一緒に食べることを、イエスは福音の中心においた、と言っても過言ではないでしょう。だからこそ、その当時「無関心」の対象であった、徴税人や罪人、娼婦と呼ばれた人びと・・・社会で貧しくされ、さげすまれ、除け者にされていたような人びとと一緒に食事をしたのだと思います。イエスに食事に招かれた人、同席した人はどんなに嬉しかったことか・・・、この喜び、福音を6年生の児童を分かち合いたいと思いました。

 終わってみて思ったことは、やはり模擬授業とは異なり、実際に児童がいる中での公開授業は大きな学びになる、ということでした。授業後に行われた協議会も、授業者にとってありがたく、またその中での情報共有もとても参考になるものでした。宗教の授業公開の機会はなかなかありませんが、このような取り組みを続けていけるといいなと思いました。

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