プラム
noteに掲載した無料の断髪小説をまとめたものです。全て5000文字未満の短編小説です。 初めてご覧になる方は、まずこちらから読むのをオススメします。 お気に召しましたら、有料記事もぜひ🥰
はじめに初めまして。noteに断髪小説を投稿しているプラムと申します。 断髪小説という特殊ジャンルへご訪問を頂きまして、ありがとうございます。 ここnoteに私が投稿しております断髪小説というものは断髪に興味や興奮を覚える、断髪フェチの方に向けた内容となっております。 まず、断髪フェチを理解できない、ご存じではない方には受け入れられない表現もあるかと思いますので、間違って閲覧をされません様、ご注意願います。 読んでみたいと思った心の広い方は、下記リンクの「無料で読める断
※注意(性的表現を含みます)あらすじ小説情報文字数 :7000文字程度 断髪レベル:ー(前編に断髪描写はありません) キーワード:フェチな幼馴染、セックス、同棲 項目の詳細はこちらをご覧下さい。 本文 そのインターフォンが鳴ったのは、残業を終えて帰宅したあとのことだった。俺は軽くシャワーで汗を流してから、会社からの帰り道の途中のコンビニで仕入れたつまみと冷蔵庫に常備している缶ビールで仕事の疲れを労っていた。 会社で用意された社宅を出たのは一年ほど前、都内で2
概要タイトルのまま、ただ髪を切っているお話です。 小説情報文字数 :4,400文字程度 断髪レベル:★★★☆☆ キーワード:ベランダ、カットクロスなし、相互視点 項目の詳細はこちらをご覧下さい。 本文 「今から髪を切ろうか」 自然と口にしていた。仕事の忙しさからどこかへ出かける気も、かといって家で何をする気にもならず初音と部屋着のままダラダラ過ごしていた、ある休日の昼下がりのことだった。 最近の彼女は伸びてきた髪をゴムで一つにまとめ、前髪も目にかからない
あらすじ小説情報文字数 :20,000文字程度 断髪レベル:★★★☆☆ キーワード:高校生、美容室志望、少女漫画風 項目の詳細はこちらをご覧下さい。※断髪シーン少なめです 本文3.夏の思い出 國府田くんのカットの練習に付き合うようになって二ヶ月が経った。月に一回、特別なことはなくただ私の髪を切り揃えるだけだ。携帯に連絡をもらって、学校帰りに彼の実家の美容院に寄る、そんな流れだ。 美容室の定休日にやりたいと聞いていたので、始めた本屋のバイトも練習の日はシフト
あらすじ小説情報文字数 :5,900文字程度 断髪レベル:★☆☆☆☆ キーワード:高校生、美容師志望、少女漫画風 項目の詳細はこちらをご覧下さい。 本文0.プロローグ 「ここ。今開けるから」 目の前のガラス扉には“CLOSE”のプレートを吊り下がっている。それを気にかけることもなく、真新しい紺色のブレザーを着た男子高校生が慣れた手つきで鍵を回し、音を立てて開け放つ。 先へ進んでいく男の子に付いて足を踏み入れた瞬間、ツンと鼻をつくような美容室特有の香りが漂
あらすじ小説情報本文 入学式を終え、大学の講義が始まりアルバイトも決まった。友人も少しずつ増えてきた。初めて知り合う人達ばかりで髪型について聞かれることはなかった。最初はつい襟足を触ったりして落ち着かなかったけど、慣れない日々の忙しさで気にする余裕はなくなっていた。そんな中、髪を短くして乾かすのも整えるのも楽になったのは幸運だったかもしれない。ただ襟足や首筋にチクチクと毛が生えてきて、度々T字カミソリで手入れしなければならないのは、事のほか難しく手間でしかなかった。
あらすじ 小説情報本文 部屋の片付けがひと段落して、髪を一つに纏めていたシュシュを外すとふわりと背中に広がった。高校を卒業して上京したばかり、春から大学生だ。実家から持ってきた荷物や家具で簡単にこのワンルームの部屋を埋め尽くしていた。 東京駅から二つの路線を乗り継いで、降りた駅から十分ほどの歩いた場所にある学生街の変哲のないワンルーム。東京駅に着いてここに辿り着くまでずっと驚きの連続だった。歩く道はどこまでも舗装され高い建物ばかり、そしてどこを歩いても人がいて年齢も服装
本文 彼女の誕生日が近づいていた。お互い大学生で付き合い始めて日も浅い。欲しいものがあるかもしれないと尋ねてみた。 「仁奈、誕生日プレゼントはなにが欲しい?」 「バリカン!」 即答だった。意外すぎるものに聞き間違えたかと「もう一回いいかな」と聞き直した。 「バリカンが欲しい!」 どうやら聞き間違いではないらしい。 「えっと……それは髪を切るときに使うあの?」 もしかしたら想像と別の可能性があるかもしれない。例えば最近流行りのゆるキャラの名前とか。 「
あらすじ小説情報本文 (ここは、……) 視界に広がる光景は暗闇だ。しばらくすると目が慣れてきて部屋に配置された家具の輪郭がぼんやりと見えてくる。 (何だ、ウチじゃない) テレビもテーブルもローチェストも使い慣れたものだ。どうやら椅子に座って眠っていたらしい。喉の乾きを覚えて、水を飲もうと立ち上がろうとした。 (あれ?) ガタッと椅子の脚が動いただけだった。まるで椅子が体に張り付いているかのように、立ち上がれない。それにどこか肌寒い。 (なにこれ? どうして?
※注意(性的表現を含みます)あらすじ小説情報本文 目の前に座る女性はストローに顔を近づけ、頬に落ちてくる髪を耳に掛けていた。その仕草を忌々しい気分で見つめた。視界にも入れたくないので女性の露出した首筋へと視線を下げた。 「俺たち、終わりにしよう」 「……えっ?」 目線を落とし、テーブルの上にあるコーヒーを一口含む。つい先程、店の給仕が持ってきたばかりだ。淹れたてを味わう気分ではなく、少し勿体無い気もする。 「……俺が悪いんだ」 黒い液体を見つめたままカップをソー
こんにちは。プラムです。 この度、Twitterやアメブロで断髪フェチコンテンツクリエイターとしてご活躍されているわらびさんとコラボして断髪小説を作りました! 私の丸投げな応対にも関わらず寛容なお心で引き受けて下さり、そしてわらびさんのポジティブに楽しもうとされる性格の通り、可愛らしい小説に仕上がってます🥰 (わらびさん、快く対応して頂きありがとうございます😣🙏) 是非、ご覧下さい!
※注意あらすじ小説情報本文 「君さ、断髪フェチだったよね?」 そう口を開くのは目の前に座る十年来の友人だ。顔が赤い。居酒屋に入ってからビールジョッキ三杯を空け、彼は既に酔いが回っているのかもしれない。 「また突然だなぁ。俺、そんなこと言ったか?」 ははっと、とぼけてみせたものの朧げながらに覚えている。随分と前に酔いに任せて、そんな話を長い付き合いである目の前の友人に告げた気がする。どうしてだったかは覚えてないが、あのときはどうしようもなく吐き出したくなって彼なら聞い
本文 短髪の女の子が好き、そんな僕の恋愛遍歴を語ろうと思う。 最初に自覚したのは中学のとき、そこそこ可愛かったクラスの女子が部活で刈り上げショートにしたのが発端だ。そこら辺の男子と変わらない髪型で女の子っぽい可愛さがなくなったというのに、なぜかドキドキとして、その子の姿をずっと目で追っていた。それなのにその子が夏に差し掛かるころに部活を辞め、髪を伸ばし始めると波が引くように興味を失い、どうでも良くなった。自分でも不思議で仕方なかった。 不思議な感覚を持て余したまま高
リクエスト企画の断髪小説を全て書き終えました。四篇全て自身の発想では書かなかった話ばかりでした。 果たして皆様のフェチのツボをつけたのか心配は尽きませんが、このような作品を作り出す機会を頂きまして、改めまして感謝申し上げます。 ありがとうございました。
※注意(性的表現を含みます)リクエスト内容(要約)小説情報本文 ――髪、長いなぁ…… パソコンでやっていた仕事もひと段落する。邪魔にならないようにシュシュで纏めた髪を前に垂らし、手のひらに乗せて眺めてみた。 ひと月前の結婚式のために伸ばした髪だ。ずっと憧れだった純白のウエディングドレスとヴァージンロードに広がるロングヴェール、お色直しにはロイヤルブルーのグリッタードレスで。そしてそのドレスにに合うアップスタイルのシニヨンにするために髪を伸ばした。前髪も長く伸ばして、今
あらすじ小説情報本文 その辞令は突然だった。 「戸塚先生、来週から野球部の副顧問をしてもらいたい」 目の前に立っているがっしりとした体つきの厳つい男性、荒木先生から告げられた。こうして向き合っているとより威圧感を感じる。工夫のない白髪混じりの五分刈りがより増幅させている感はある。 「副、顧問ですか? 今、私は女子テニス部の顧問をしておりますが?」 運動部での顧問の掛け持ちは普通のことなのだろうか。しかも顧問に副とは聞いたことがない。 「女子テニス部は藤井先生が顧