感情のコントロール
感情に振り回されると仕事のやる気を失う、モチベーションアップのための感情の切り離し方。
何か達成しなくてはいけないことがあるのに、なかなかやる気にならない。
集中力がすぐに途切れてしまう。
もしくは嫌な人がいて、怒りの気持ちが残ってしまう。
そんな悩みを持つビジネスパーソンは多いのではないでしょうか。
感情に支配されずモチベーションを保つための方法を説明していきます。
大切なのは感情をコントロールすること
では、モチベーションを上げるためには、どうしたら良いでしょうか?
なぜ、集中したり、頭がクリアな状態で仕事にかかるのが難しいのでしょうか?
意識的にやる気を出すために顔を洗ったり歯を磨いたりする?
気分を変えるために場所を変える?
コーヒーを飲む?
多くの人が、やる気を維持しようとして、いろんな方法を試しています。
集中するためには一切の「感情」を排除するのが大事だと言うのは、認知科学者の苫米地英人さんです。
「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」では、頭がもやもやしている原因は何か、について科学者の立場から教えてくれています。
本書では、やる気が出ないので1日に何度も歯を磨く編集者が紹介されています。
本来、この歯磨きのような、強制的な「やる気スイッチ」は必要ありません。
やるべきことは、自分が支配されている「感情」にづき、感情による思考の乱れをコントロールすることなのだそうです。
世の中には、感情をコントロールできる人と、簡単に感情に左右される人がいます。
すると、絶対に成功させたいと思うプレゼンを前にして、感情に振り回されてしまうと言うのです。
感情を切り離す練習をする
苫米地さんは「感情に浸る」ほど無駄なことはない」と断言します。
実は、「感情にひたる」ほどあなたにとってむだなことはありません。
なぜなら感情とは、環境の変化によって生じる生体反応にすぎないからです。
さらにこうまで言ってます。
世の中にはそういった感情をある程度コントロールできる人と、簡単に左右される人がいます。
感情に支配されて生きている人は論理をつかさどる新しい脳(前頭前野)より感情をつかさどる古い脳(扁桃体)に支配されているわけですから、原始的。進化の度合いでいうとゴリラや猿に近い、ということになります。
なかなか厳しいです。
では、どうやって感情を切り離すのか。
そのコツの一つは「ゴールを持つこと」です。
そして驚くことに、彼はゴールに関係ない感情は全てゴミだと認識することが重要だ、と断言します。
一見、有用そうな嬉しい感情でも、楽しい感情でも、感情はすべてゴミなのです。
英語が話せるようになりたい、起業したい、自分のプロジェクトを成功させたい。
本当に自分が目指しているゴールに向かって進もうとすると、感情のゴミは減るのです。
感情をコントロールするコツ
もう一つは、すべての感情を娯楽にすることだと、苫米地さんは言います。
実は、動物としての人間が感じる感情は、すでに生命の維持とは関係ないものが増えています。ですので、「悲しい」「腹が立つ」「後悔する」などの感情を、「単なる娯楽だ」と切り捨ててしまうことです。また、「楽しい」「嬉しい」という感情すら、「ちょっとしたハッピー」や「安易ないい気分」を追い求めるために、不必要な感情だと言います。
ゴールを実現すると決めたら、「上司に対する怒り」も「ちょっとしたハッピー」も全て感情のゴミだというのです。
また、筆者は「感情の暴走の始まりを意識せよ」と言います。
つまり、腹が立ったり、悲しい気持ちになったり、と言う感情を客観的に見つめ、感情の動きが起きたら、理由を考えて、対処すると。
これは、スティーブン・コヴィー博士の有名な本「七つの習慣」の「刺激と反応の間にスペースを入れる」と言うのと、ちょっと似ているかもしれません。
また、自己責任感がある人ほど、ショックな出来事に対する理不尽度は小さくなる、とも筆者は主張しています。「自分にも責任がある」と考えると、心の傷は深くならず、結果的にモチベーションの維持を邪魔せずに済むと言うわけです。
他人との比較をやめる
この「本当のゴール」を知るために大事なことは、「他人からの情報」を受けることに、自覚的になることです。
例えば、転職したら薔薇色の生活になる! と信じて転職したけれど、思った通りではなかった
高学歴・高収入・高身長の男性を手に入れて結婚したのに、不満だらけ
欲しいと思って買ったのに、買ったら嬉しくない
こうしたことが起きるのは「他者からの刷り込み」を元に思考した結果だと筆者は指摘します。
田舎暮らし、アーリーリタイア、起業、海外移住、全て同様です。
本当は自分が何をやりたいのか。
それは本当に心から望んだゴールなのか。
他者から刺激されて「与えられた」ゴールではないか?
メディアの影響を受けて、「羨ましい」と生じた理想像ではないでしょうか。
ここを考えてみないと、本当の集中力やモチベーションは発揮できません。
筆者は「毎日、満員電車で会社に行っている人にも、真に自由な人はいます」としていますが、おそらくこれが真理でしょう。
筆者はマレーシアに住んでいますが、実際に、マレーシア移住に関するテレビを見て、移住された方が「こんなはずではなかった」とガッカリされているのを見てきました。
もしかしたら、「楽しそう」「嬉しそう」という他者に刺激されたゴールに、そもそもの問題点があったのかもしれません。
自分のゴールは自分で探すしかないのです。
ヒーリングサロンf「メンタルケア」のご感想を紹介します。
●静岡県 Tさん(女性)ご感想
「私自信もメンタルケアの効果を感じています。
上司への嫌な感情にあまりフォーカスしないでいられました。
前は、嫌な感情に振り回されてしまって、仕事に集中できなかったので今日は楽でした!
しばらくメンタルケアを続けようかなと思います。
引き続きよろしくお願いいたしますm(_ _)m」
●東京都 Nさん(女性)ご感想
「数日にメンタルケア行っていただいたお陰もあるかと思いますが。
脳と目と心がスッキリしました。
今、クリアな状態です。
例えば、この方は、どうしてこんな言い方をするんだろう。
とか、自分がどこか苛立ってしまうようなモヤモヤしていた気持ちや様々な出来事が全く気にならなくなっています。
出来事を思い返してみても、その話はどうでも良い。というより、そんな気持ちさえもわかない感じです。
それ以上に、他人の出来事、自分には関係のない出来事、もっと言えば、実際にそんな出来事はなかったくらいの感覚です。
久しぶりに何事にもとらわれていない感じで軽やかです。
ありがとうございました。」
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?