美容師を育てるということ
最近、つくづく感じていることがあります。
良い美容師になるには
健康第一!!
一般的に美容室の教育は技術のことです。
技術が商売道具だから当たり前の話ですよね。
普通のサロンは
・シャンプーができるようになって
・カラーが塗れて
・ブローやアイロンワークができて
・カットができて
・パーマができて
・薬剤知識を勉強して
少し意識の高いサロンになると
・カウンセリングを勉強して
・接客マナーを学んで
もっと意識の高いサロンになると
・なぜ働くのか?を学んで
・ビジョンを共有して
・好かれる人になるには?を学んで
あげれば、キリがないのですが・・・
だから教育は深くて、面白い!
だけど、そもそも
仕事に来ない
サロンの閉店時間までもたない
技術練習する体力が残っていない
こんなことが多発しています。
私が美容師になった頃(30年前)もそうだったかは覚えていませんが、ここ最近の若者はこんな感じです。
じゃーどーすればいいの??
5年くらい前の話なのですが、20歳の男性スタッフの話です。
見た目は、ガリガリ
目に力がなく、気合だけで頑張っている感じ
でした。
当然、元気がなく、入社3ヶ月で遅刻が20回。
さらに、尿道結石でバックルームでのたうちまわる始末。(コーラの飲み過ぎが原因)
2年頑張りましたが、美容師を辞めました。
彼が最後に言った言葉は「もう、頑張れません」でした。
今思えば、私達の責任です。
今のように健康管理できる知識があったら救えました。
健康第一!!
に戻るのですが、結局健康でなかったらどんなに美容師がやりたくてもできないんです。
その課題を解決するべく私たちは
栄養コンシェルジュ
https://nutrition-concierge.com/
の資格を取得して、毎日スタッフの健康管理を食事の面から指導して早3年経ちました。
これによりこんな良いことがありました。
・身体が強くなって休まない
・休んでも復活が早い
・夜の練習まで体力がもつ
・イライラしないので人間関係が円滑
・顔色やスタイルが良くなり素敵💓
一見、そこ!?と思う方もいるかもですが、
急がば回れ。そのスタッフの美容人生は身体が資本ですから、若い時期に身につける事は一生に関わる事なんです。
食事まで介入する事は嫌がる人もいますが、食育を受けてこなかった若者の教育には必須です。
私が美容師になって30年経ちますが、まさか教育の最初が食育とは思いませんでしたが、どんなテクニックを教えるよりも大切な教育だと思います。
目先だけでなく、長ーい未来を作っていくのが私たちの仕事と思い、これからも食育をベースに美容師育成をしていきたいと思います。
続く
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