悪気がない、悪意がない。それが怖い。
こんにちわ、Sallyです。月曜に事件が起こりました。
というか、前々から起こっていたことなので、凄く気を付けていたんですがやっぱり駄目だった事件です。
01*事件の背景と登場人物
【登場人物】
犬:やんちゃ盛りの2歳
母:注意力散漫の後期高齢者、ボケの傾向アリで検査順番待ち中
父:後期高齢者だけど母より若い。自分の欲求が一番
私:苦労してる娘。こうなることを予期して二世帯住宅で暮らす
【 事件の背景 】
父が麻雀に行った。私は投薬治療中で体調悪し。犬の中の順位は、旦那 > 先住犬=父=私 > 母 つまり、母は自分と同等もしくは下だと思ってる。
02*事件の全貌
かねてから数回起こっていた事件。そう、犬が母と二人になると、隙を見て盗み食いを行うのだ。結果、人間が食べる物を食べると、添加物などが反応するのかアレルギー反応を起こし、1カ月近くカイカイカイカイが止まらず耳から流血することもある。口周りは赤くなり、酷いことになる。ケアするのは私である。
この現実のもと、私は本当に気を付けていた。犬を預けるのを辞めようと思ったが、小さい頃から一緒にいることもあり、犬を取り上げるとノイローゼのようになり、更に、徘徊を始める。
母にとって、先住犬よりも手間のかかるこいぬ時代からみている犬が、可愛くて仕方ないのだ。
なので、実家に犬を預けているときは、私は必ず確認している。
✅ 台所に放置された食料はないか
✅ 家中の扉が隙間なく閉められているか。(隙間があると犬は開けて誤飲に繋がるから)
✅ 変なゴミは落ちていないか
ノイローゼになりそうになりながら、1時間に一度は確認を怠らない。だが、月曜は私は猛烈に具合が悪かった。午前中は犬を預けることなく、私が家で一緒にいた。けれど、犬は先住犬が大好きで、一緒にいたい。先住犬は今は実家がテリトリーとなっているし、連れてきたら母がまたおかしくなる。しかし午後になって、母は「犬置いていってよ」と言い出した。こうなると、拒否すると老人虐めのようになり、逆に手間がかかる。
私も具合が悪く、めまいがしていたので、少し休みたかったのも事実だ。
吐き気や腹痛で横になりながらも1時間ごとにチェックしていた。
16時を過ぎた頃、もうそろそろ父も帰るだろうと油断をしてしまった。そう、うっかり40分程落ちてしまったのだ。体調不良の中、気を張り続けた結果、意識が遠のいたのだ。
そして、音に気付かなかった。
カタンカタン、という音に気付いたのは暫くたってから。
身体が起き上がらなかった。限界だったのだろう…
這いつくばって実家に向かったら、時すでに遅し。
「犬が~ キッチンに入って来て~ 生のホッケ、半身食べたの~」
・・・。
終わった、と思った。
03*繰り返される悲劇
何故、犬が付いてきていると分かっていて、扉を開けるのか。
何故、魚をキッチンに放置するのか。
何故、食べている途中で奪えないのか。
何故、と思うことは山のように連なる。
18時を前にして父が帰宅したが、もう私の沸点は限界に到達していた。ボケた人間に対して、怒ってはいけないと分かってはいるけれども、怒らずにはいられなかった。
犬が人間の食べ物を食べることで、アレルギー反応を起こすこともあるし、魚の骨が内臓に刺さることだってある。病院に連れて行くこともしないくせに、夜に痒くてカリカリカリカリしている犬のケアをしているのは、他でもない私で、薬を塗って、血が出ないように代わりにかいてあげて…
それが落ち着くまで1カ月近く、不妊治療で眠らないといけないのに眠れない状態に陥るのは私なのに。どんだけ腹の立つことか。
預けなければ終了、という話なら良かった。
けれど、私は治療中どうしても具合が悪くなることもある。
一日中、母の介護ばかりしていられない。
・・・苦しくて、泣きたくなることもある。
先の見えない未来が、心にのしかかる。ここでこうして吐き出して、数年後に見た時に「あ、私、病んでたな」と。笑えるようになりたい。
苦しんでいるのは、私だけではないと思うから。