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「不思議な薬箱が開く時」

こんにちは!
「不思議な薬箱が開く時」です。
備えあれば、憂いなし?
一家に一箱、不思議な薬箱!
では、今回も、薬箱を開いてみましょう。

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お薬番号・⑤

「山羊を人間にする薬」

どうして?と言われましても。
昔からあるお薬ですから、よくわかりませんが。
山間に住む民族に伝わるお薬です。
山羊が人間になると、力持ちで疲れ知らずの働き手になるとか。

戦争などで、男性の人口が減ってしまった、

つまり、強い働き手がいない!
過疎の進んだ村などで使われていたのかもしれません。
では、調剤料のご紹介です。

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「山羊を人間にする薬」

蛇の乳・・・・・・・・10㏄
山羊の血・・・・・・・15㏄
クマツヅラ・・・・・・20g
アトロポフィス・・・・15g
イノンド・・・・・・・20g

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用法
山羊に服用させる前に、
人間に変身した山羊にさせる仕事を山ほど準備しておきましょう。
副作用として、旺盛な性欲が出ますから、
とにかく、仕事をさせる、働かせつづけることです。

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備考欄
ヨーロッパの山間の村では、山羊の子と呼ばれる、
かなり毛深い子や、

瞳が山羊のような子が生まれたという記録がありますが、
これは、労働を与えられない間に、

人間と交わってしまったために起こったことでしょう。
油断は禁物です。
へとへとになるまで働かせること。
山羊の精力を持て余すと、ロクなことにはなりませんからね。
あくまでも不足した労働力を補うためのお薬です。
仕事がなければ、スポーツでもさせて、健全に疲労させましょう。
そんなことをさせて遊ばせるくらいなら、
このお薬は不要です。
あなたが、お仕事してください。

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